bilingual
【名】二か国を話す人、バイリンガル
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
bilingualは「二つの」を意味する接頭辞bi-(bicycle「二輪車」やbifocal「二焦点の」と同じ)と、「言語」を意味するlingua(ラテン語で「舌・言語」)が組み合わさった言葉です。単に「二か国語が少しわかる」というレベルではなく、二つの言語を実用的に使いこなせる状態・人を指します。形容詞としては「二か国語の(能力を持つ)」、名詞としては「二か国語を操れる人」を表します。また、人だけでなく「二か国語で書かれた辞書」「バイリンガル教育」のように物・制度・環境にも使われる点がポイントです。
2意味一覧
-
形容詞
二か国語を話す・使える;二か国語で書かれた(表記された)
「二つの言語」を「持つ・使える・書かれた」という状態を広く指すため、人の能力だけでなく辞書・教育・看板など物や制度にも使える。 -
名詞
バイリンガル;二か国語を話す人
「二言語を操れる状態にある人」そのものを名詞として指す用法。 -
形容詞(応用)
(教育・社会政策などが)二か国語を公用・使用言語とする
bi-(二つ)+lingua(言語)のイメージが制度・社会レベルに広がったもの。「バイリンガル教育プログラム」「バイリンガル社会」のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「bilingual = 完璧に二言語を話せる人」とは限らない。実際の英語では、一方の言語がやや優位でも日常的に二言語を使う人をbilingualと呼ぶことが多く、完璧なバランスを意味しないことを押さえておこう。
人だけに使う単語だと思いがちだが、a bilingual dictionary(二か国語辞典)やbilingual education(二か国語教育)のように、物・制度・社会にも使える形容詞であることを忘れずに。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| multilingual | multi-(多数の)+linguaで「三か国語以上を話す(人・社会)」を指す。bilingualは必ず「二言語」に限定されるが、multilingualはそれ以上を含む。 |
| fluent (in two languages) | fluentは「流暢に話せる」という能力の質に焦点を当てた表現。bilingualが「二言語を持つ状態・人」であるのに対し、fluentは「どの程度うまく話せるか」を表す。 |
| polyglot | 複数言語(特に多くの言語)を話せる人を指し、やや文語的・称賛的なニュアンスがある。bilingualは中立的な事実描写、polyglotは「語学の達人」というニュアンスが強い。 |
対義語: monolingual(一か国語しか話さない)
6派生語・関連語
-
bilingualism
名詞
二か国語使用(能力);バイリンガリズム(二言語が共存する状態・現象) -
bilingually
副詞
二か国語で(表記・運営するさまを表す)
7コロケーション
- bilingual education(二か国語教育)
- bilingual dictionary(二か国語辞典)
- bilingual society / country(二か国語社会・国)
8確認テスト
“The hospital introduced bilingual staff members to better serve patients who do not speak English.”
① 二か国語を話すスタッフメンバーを導入した
② 外国語の苦手なスタッフメンバーを導入した
③ ボランティアのスタッフメンバーを導入した
④ 英語専門のスタッフメンバーを導入した
①が正解。bilingual staffは「二か国語を話せるスタッフ」という意味。文脈から「英語を話さない患者に対応するため」とあるので、英語ともう一言語を使えるスタッフを配置したことがわかる。bilingualが人(staff)を修飾する形容詞用法の典型例。②③④はいずれも「二言語」というコアイメージと全くずれている。
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