instead
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
instead は「in(〜の中に)」+「stead(場所・立場)」が語源で、「誰か・何かが占めていた場所に別のものが入る」というイメージが根っこにある。つまり単なる「代わり」ではなく、「ある選択肢が退いて、別の選択肢がその空白を埋める」という感覚だ。だから「〜をしようとしていたがやめて、別のことをした」という文脈で自然に使われる。この「空白を埋める入れ替わり」のイメージから、「〜の代わりに」という後ろにof句を伴う使い方も生まれる。日本語の「代わりに」より「その枠に何か別のものを入れた」という能動的な入れ替えのニュアンスが強い。
2意味一覧
-
副詞
(〜をやめて)その代わりに、代わりとして
ある選択肢が退いた「空白の場所」に別の選択肢が入り込むイメージ。文末・文頭のどちらにも置ける。 -
副詞(instead of〜の形で)
〜の代わりに、〜ではなく
「〜が占めていた枠」を明示するのがof以下。「〜という選択肢を退けて」という対比がより鮮明になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
instead of の後ろには必ず名詞(句)か動名詞(〜ing)が来る。instead of to doとは言えないため、instead of going / instead of the meetingのように使うこと。
instead(副詞単独)と instead of〜(前置詞句)を混同しやすい。「I didn’t go. Instead, I stayed.」のように副詞単独で使うときはof以下は不要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| alternatively | 「別の選択肢として」という提案ニュアンスが強く、書き言葉や改まった場面向け。insteadほど「入れ替わり」の対比感は強くない。 |
| rather | 「むしろ〜のほうが」という優先・程度の比較ニュアンスを持つ。insteadが「完全な入れ替え」なのに対し、ratherは「度合いの修正」に近い。 |
| in place of | insteadの語源そのままで意味も近いが、よりフォーマルで書き言葉的。人の代役を立てる場面でよく使われる。 |
対義語: originally、as planned
6派生語・関連語
-
stead
名詞
(古・フォーマル)場所・立場。stand someone in good stead(〜の役に立つ)という慣用表現で現代でも使われる。
7コロケーション
- instead of doing(〜する代わりに)
- use A instead of B(BではなくAを使う)
- instead, S+V(文頭でコンマを伴い「その代わり〜」)
8確認テスト
“He didn’t apologize. Instead, he blamed everyone else.”
①彼は謝罪した。しかし、他の全員を責めた。
②謝罪する代わりに、彼は他の全員に責任を押しつけた。
③彼は謝罪しなかった。そして、他の全員を非難した。
④謝罪するために、彼は他の全員のせいにした。
②が正解。insteadは「謝罪という選択肢が退き、その空白に『他人を責める』という行動が入った』という入れ替わりのコアイメージを持つ。①は謝罪したことになってしまい不正解。③はinsteadを「そして」と訳しており対比・入れ替えのニュアンスが消えている。④は意味が逆になっており不正解。「〜せずに、代わりに…した」という対比の流れを読み取ることがポイント。
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