architect
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
architectのコアイメージは「ゼロから全体像を構想し、それを現実に形として作り出す人」です。ギリシャ語の「archi-(主要な・最高の)」+「tekton(大工・作る人)」が語源で、単なる「建てる人」ではなく「設計・構想・監督まで担う創造の主体者」というニュアンスがあります。だから建築家だけでなく、「ある計画や体制、仕組みの立案者・立役者」という抽象的な意味でも広く使われます。「この仕組みを最初から設計した人」「この成果を主導した人物」というイメージを持つと、どんな文脈でも訳が自然に出てきます。
2意味一覧
-
名
建築家、設計士
建物という「形あるもの」をゼロから構想・設計・完成まで主導する人物というコアイメージが直接反映された意味。単なる「工事をする人」ではなく「全体を設計・監督する人」であることが重要。 -
名
(計画・仕組み・体制などの)立案者、生みの親
「建物」が抽象的な「仕組み・計画・思想」に置き換わった用法。ある制度や政策、戦略を最初から構想して実現に導いた人物を指す。英字新聞や論説文で頻出。 -
動
(計画などを)設計する、立案する
動詞としても使われ、「全体を構想して形にする」行為そのものを表す。ただし動詞用法は名詞ほど一般的ではない。
3例文
4よくある間違い・注意点
「設計者」と訳すと文脈によって不自然になることがある。建物に関しては「建築家」、制度・計画に関しては「立案者」「立役者」「生みの親」など文脈に合わせて訳を変えること。architect は『構想から完成まで主導する人』であり、単なる designer(デザイン担当)とは異なる重みがある。
engineer(技術的に解決する人)や designer(外観・見た目を作る人)と混同しやすいが、architect は『全体の構造・体系を創る最高責任者』というニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| designer | 外観・機能のデザインに焦点を当てた「設計者」。architectほど『全体構想の主導者』という重みはなく、より具体的な設計作業を指すことが多い。 |
| planner | 計画・立案に焦点を当てた語。architectが『構想して形にした張本人』ならば、plannerは『計画を立てた人』というニュアンスで、実現・完成までの主導感はやや薄い。 |
| founder | 何かを『創設・設立した人』。architectが『仕組みや構造を設計した人』なのに対し、founderは『組織・会社・運動を始めた人』に限定されることが多い。 |
対義語: destroyer、demolisher
6派生語・関連語
-
architecture
名
建築(学)、構造、体系(コンピュータアーキテクチャなど)
-
architectural
形
建築(学)の、構造上の -
architecturally
副
建築的に、構造上
7コロケーション
- the architect of ~(〜の立案者/設計者)
- chief architect(主席設計者、中心的立案者)
- software / system architect(システムアーキテクト)
8確認テスト
Hamilton is often called the architect of the American financial system.
① アメリカの金融システムを破壊した人物
② アメリカの金融システムの建築家
③ アメリカの金融システムの設計者・立役者
④ アメリカの金融システムを批判した人物
③が正解。architect は「建物」だけでなく「制度・仕組みをゼロから構想して形にした人物」を指す。ここでは金融システムという抽象的な『構造』を作り上げた主導者の意味なので、「設計者・立役者」が最も自然。②の「建築家」は直訳すぎて文脈に合わない。
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