sympathize
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
sympathize は、ギリシャ語の「syn(共に)」と「pathos(感情・苦しみ)」に由来します。コアイメージは「相手の感情の場に自分を重ね合わせること」。単に「かわいそうに思う」という上から目線の感情ではなく、相手の立場・状況・気持ちに寄り添い、同じ地点に立とうとする姿勢です。だからこそ「同情する」だけでなく、意見や考えに賛同する「同感・共鳴する」という意味も生まれます。悲しみへの共感も、政治的立場への共鳴も、根底にある動きは「相手の感情・思想の場に自分を置く」という一つのコアイメージで統一されています。
2意味一覧
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動詞
(苦しみや悲しみに)同情する、哀れに思う
相手の苦境・悲しみの場に自分の気持ちを重ねることで、「かわいそうだ」「つらいね」という感情が生まれる。 -
動詞
(意見・考えに)同感する、共鳴する
相手の思想・立場に自分を重ね合わせることで、「その考えはわかる」「賛同できる」という意味につながる。 -
動詞
(運動・主義などに)支持を示す、味方する
政治的・社会的な文脈でも同じコアイメージが働き、ある立場や運動に自分を寄せる意味になる。ニュースや評論でよく見られる使い方。
3例文
4よくある間違い・注意点
「同情する」という訳が先行しすぎると、意見や主義への「共感・支持」という意味を見落としがち。特に政治・社会テーマの英文では「sympathize with ~」が「~を支持・擁護している」という意味で使われることが多い。
empathize との混同に注意。sympathize は「相手の立場に気持ちを寄せる」のに対し、empathize は「まるで自分のことのように感情を体験する」というより深い一体化のニュアンス。sympathize は多少の距離を保ちながらの共感と言える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| empathize | より深く相手の感情に没入する感覚。sympathize が「隣に立つ」なら、empathize は「相手の皮膚に入り込む」イメージ。 |
| commiserate | 主に不運や失敗などの不幸を一緒に嘆く・慰め合うニュアンスが強く、カジュアルな会話でよく使う。 |
| feel for | くだけた表現で「かわいそうに思う」という同情の意味に絞られる。意見への共鳴という意味はない。 |
対義語: be indifferent to、be unsympathetic
6派生語・関連語
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sympathy
名詞
同情、共感、賛同
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sympathetic
形容詞
同情的な、共感を示す、賛同している
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sympathetically
副詞
同情して、共感をもって -
sympathizer
名詞
同情する人、(思想・運動への)支持者
7コロケーション
- sympathize with someone’s situation(誰かの状況に同情する)
- deeply / genuinely sympathize(深く/心から共感する)
- sympathize with a cause(ある主義・運動に共鳴する)
8確認テスト
“Many intellectuals of the era were known to sympathize with socialist ideas.”
① その時代の多くの知識人は、社会主義の考え方に同情していた。
② その時代の多くの知識人は、社会主義の考え方に共鳴・賛同していた。
③ その時代の多くの知識人は、社会主義の考え方をかわいそうだと思っていた。
④ その時代の多くの知識人は、社会主義の考え方に反発していた。
②
「ideas(考え方・思想)」に sympathize with している文脈では、悲しみへの「同情」ではなく、思想・立場に自分を重ねる「共鳴・賛同」の意味になる。①の「同情」は人物や境遇に対して使う訳で、思想に対しては不自然。これがコアイメージ「相手の場に自分を置く」が意見・思想の文脈で現れた典型例。
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