cross の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

cross

/krˈɔːs/
【動】横切る、わたる、交差する、十字を切る
【名】十字、十字架

重要度
6/23
ⓘ 重要度とは
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1コアイメージ

cross の核心
「二つのものが交わる・またぐ」

crossの根底にあるイメージは「一方から他方へ線や境界を越えること」、そして「二本の線が交わること」です。道路を「横切る」のは一方の端から他方の端へ越えていくこと。十字架や十字記号は二本の線が交差したもの。さらに「二つのものを掛け合わせる」(品種改良など)も、異なる系統が交わるイメージです。また「機嫌が悪い・怒った」という形容詞用法もありますが、これは感情が「交差して乱れた」状態と捉えるとすっきりします。このように crossは常に「二つのものの出会い・交差・越境」が根底にあります。

2意味一覧

  • 動詞
    横切る、渡る
    道路や川などの「境界線」を一方から他方へ越えていくのがコアイメージの直接的な表れ。
  • 動詞
    交差する、交わる
    二本の線やルートが一点で「出会い交わる」のはコアイメージそのもの。
  • 動詞
    (動植物を)交配する、掛け合わせる
    異なる個体・品種が「交わり混じり合う」という越境のイメージから自然に派生。
  • 動詞
    十字を切る
    縦横の線が「交差する」動作そのものであり、十字架のシンボルに直結する用法。
  • 名詞
    十字、十字架
    二本の線が直角に交わった形=crossの視覚的原型。
  • 名詞
    雑種、交配種
    「交わり混じり合った」ものの総称で、動詞の交配用法が名詞化したもの。
  • 形容詞
    機嫌が悪い、怒った
    感情が「交差して乱れた・逆向きになった」状態から、不機嫌・苛立ちを表す。日本人には盲点になりやすい重要用法。

3例文

Let’s cross the street.
道を渡ろう。
境界(道路)を一方から他方へ越えるというコアイメージの最も基本的な用法。
A mule is a cross between a horse and a donkey.
ラバはウマとロバの交配種だ。
異なる二種が「交わって生まれたもの」という名詞用法。
She was very cross with me for being late.
彼女は私が遅刻したことにひどく腹を立てていた。
感情が「逆向きに交錯した=乱れた」状態を表す形容詞用法。見落とされがちな重要用法。

4よくある間違い・注意点

ここに注意

crossが形容詞として「怒った・機嫌が悪い」を意味することを見落としがち。英文で「She was cross.」と出てきたとき、動詞の過去形と混同して「彼女は横切った」と誤読するケースがある。主語が人で補語として使われていたら形容詞と判断しよう。

crossとpassの混同に注意。passは「通り過ぎる・通過する」で境界を越えることに焦点がなく、crossは明確に「一方から他方へ越える」ことを意味する。cross the borderは「国境を越える」だが、pass the borderは単に「国境付近を通る」ニュアンスになりうる。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
traverse やや書き言葉的・フォーマルで、広い地域や困難な場所を「横断・踏破する」ニュアンスが強い。crossより大規模な移動を含意することが多い。
intersect 主に線・道路・集合などが「交差・交わる」ことに特化した語。人が何かを越えるという動作には使えない。
span 橋や時間などが「一方から他方を架け渡す・及ぶ」イメージ。crossが越境の動作に焦点があるのに対し、spanは両端をつなぐ広がりに焦点がある。

対義語: parallel(平行な)、follow(沿って進む)

6派生語・関連語

  • crossing
    名詞
    横断(場所)、交差点、踏切

  • crossroads
    名詞
    十字路、岐路(重要な選択を迫られる場面にも比喩的に使う)

  • across
    前置詞・副詞
    〜を横切って、〜の向こう側に(crossのコアイメージを前置詞化)

  • crossover
    名詞
    乗り換え、分野をまたいだ融合作品

  • cross-cultural
    形容詞
    異文化間の(文化の境界を越える)

7コロケーション

  • cross the border(国境を越える)
  • cross one’s mind(心によぎる・頭に浮かぶ)
  • cross one’s fingers(幸運を祈る・指を交差させる)

8確認テスト

次の英文の下線部の意味として最も自然なものはどれか。

“It never crossed my mind that she might be lying.”

① 彼女が嘘をついているかもしれないと、私の心を横切ることは決してなかった。
② 彼女が嘘をついているかもしれないなどとは、頭にまったく浮かばなかった。
③ 彼女が嘘をついているかもしれないと、私は決して怒らなかった。
④ 彼女が嘘をついているかもしれないと、私は決して疑いを持って向き合わなかった。

▶ クリックして解答を表示
②
「cross one’s mind」は「考えが心をよぎる=頭に浮かぶ」という重要熟語。アイデアや考えが心という空間を「横切っていく」コアイメージから生まれた表現で、never がついているため「まったく思いもしなかった」という意味になる。①は直訳すぎて不自然な日本語。③④はcrossの形容詞用法(怒った)や別の解釈への誤誘導。


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