dig
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
digのコアイメージは「物理的・比喩的に、力を加えて表面の奥へと入り込んでいく」動作です。地面を掘るのはその典型ですが、「掘り出す」は隠れているものを掘って表に出す動き、「調べる・探求する」は情報の奥深くへと踏み込んでいくイメージです。どの意味でも共通するのは、単に表面をなでるのではなく、積極的に力をかけて深部へアクセスしようとする意志と行動が含まれている点です。スラングで「好き・わかる」を意味するdig(例:I dig jazz.)も、音楽の深みを掘り下げて理解・共感するというコアイメージから派生しています。
2意味一覧
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動
(穴・溝などを)掘る
最も基本的な意味。力を加えて地面の奥へと入り込んでいくコアイメージそのもの。 -
動
掘り出す、発掘する
掘り進んだ先にあるものを取り出すイメージ。奥に隠れていたものを表面に引き出す動作を表す。 -
動
(情報・真実などを)掘り起こす、徹底的に調べる
物理的な掘削を比喩に転用したもの。情報の奥深くへ積極的に踏み込んでいくイメージ。 -
動
(スラング)〜が好きだ、〜をかっこいいと思う、理解する
何かを深く掘り下げて共感・理解するイメージから転じた口語表現。主に音楽・文化の文脈で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
dig upとdig outの混同に注意。dig upは「土の中に埋まっていたものを掘り起こす(例:dig up old records)」、dig outは「埋もれた・詰まった状態から掘り出す(例:dig a car out of the snow)」と微妙にニュアンスが異なる。
「調べる」の意味では、しばしばdig into〜という形で使われる。intoが「奥深くへ入り込む」という方向性を補強しており、「dig〜」単体より深く踏み込むニュアンスが増す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| excavate | 専門的・大規模な発掘作業に使うフォーマルな語。考古学的発掘や建設工事などに用い、日常的な「穴掘り」にはやや大げさ。 |
| delve | 主に比喩的に「〜を深く調べる・掘り下げる」の意味で使うフォーマルな語(delve into)。物理的な掘削にはほぼ使わない。 |
| unearth | 「土から掘り出す・発掘する」が原義で、「隠れた事実を暴く」比喩にも使う。digより「発見」のニュアンスが強い。 |
対義語: bury、fill in
6派生語・関連語
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digger
名
掘る人、掘削機 -
dig
名
発掘(調査)、皮肉な一言(a dig at someone)
-
dug
動(過去・過去分詞)
digの過去形・過去分詞形
7コロケーション
- dig a hole(穴を掘る)
- dig into(〜を深く調べる・掘り下げる)
- dig up(〜を掘り起こす・発掘する)
8確認テスト
“After hours of research, she finally dug up some evidence that changed everything.”
①彼女はついに、すべてを変える証拠を土の中から掘り出した。
②彼女はついに、すべてを変える証拠を苦労して掘り起こした(見つけ出した)。
③彼女はついに、すべてを変える証拠を調べることをやめた。
④彼女はついに、すべてを変える証拠を埋めてしまった。
②
「hours of research(何時間もの調査)」という文脈から、物理的な掘削ではなく情報・証拠を「探し出す・掘り起こす」比喩的用法だとわかる。①も「掘り出す」と訳しているが、土の中からという物理的ニュアンスが強くなりすぎて不自然。dig upは「埋もれていたものを引っ張り出す」コアイメージで、調査の末にやっと証拠を「見つけ出した」という意味を自然に表す②が正解。
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