restore
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
restoreは「re-(再び)」+「store(蓄える・置く)」が語源で、「本来あるべき場所・状態に再び置き直す」というのがコアイメージです。壊れたものを修理するだけでなく、失われた機能・権利・健康・関係など、あらゆる「あるべき姿」へ引き戻す意味を持ちます。重要なのは「以前の状態が前提として存在する」という点で、「以前の状態への回帰」というニュアンスが常に含まれます。だから「修復する」にも「返還する」にも「取り戻す」にも使えるのです。createやbuildが「ゼロから作る」のに対し、restoreは必ず「戻る基準点」があります。
2意味一覧
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動詞
修復する・復元する
古い絵画や建物など、傷んで「あるべき姿」を失ったものを元の状態に戻すイメージ。有形物によく使われる。 -
動詞
復活させる・復旧させる
サービス・秩序・機能など、停止・崩壊した状態から「本来の働き」へ戻すイメージ。無形の機能や状態にも使われる。 -
動詞
取り戻す・回復させる
健康・自信・信頼など、人が失っていたものを再び本来の状態へ引き戻す。「自分に戻す」感覚が強い。 -
動詞
返還する・返す
盗まれたものや借りたものを「本来それがあるべき人・場所」へ戻す。「返す先の基準点」があるコアイメージと一致する。 -
動詞
(権力・地位などを)復権させる
失脚した人物などを「本来いるべき地位」へ再び置くイメージ。政治・歴史文脈でよく登場する見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
repair との混同に注意。repairは「壊れた部分を直す」修理のイメージで、restoreは「全体として本来の姿に戻す」復元・復旧のイメージ。古い城を元の姿に再現するのはrestore(復元)で、城の壁のひびを直すのはrepair(修理)。
return(返す)と混同しやすいが、restoreはただ物を返すだけでなく「本来あるべき状態・場所に戻す」ことに重点がある。盗まれた文化財を「元の国へ返還し、本来の姿を取り戻させる」文脈ではrestoreがより自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| repair | 壊れた特定の箇所を直す「修理」。restoreより局所的で、「元の全体像への回帰」というニュアンスは薄い。 |
| recover | 失ったものを「取り返す・回復する」。restoreが外部から元の状態へ戻す他動詞的ニュアンスが強いのに対し、recoverは自分自身が回復する自動詞用法も多い。 |
| renew | 古くなったものを「新しくする・更新する」。restoreが「元の状態への回帰」なのに対し、renewは「新しくなること」に重点があり、改良・刷新のニュアンスを含む。 |
| reinstate | 主に人・制度・規則を「復職・復活させる」。restoreより公的・制度的な文脈で使われることが多い。 |
対義語: destroy、damage、remove
6派生語・関連語
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restoration
名詞
修復・復元・返還・復旧
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restorative
形容詞・名詞
(形)回復させる・元気を取り戻す;(名)回復薬・強壮剤 -
restorable
形容詞
修復・復元できる
7コロケーション
- restore order(秩序を取り戻す)
- restore confidence / trust(信頼・自信を回復させる)
- restore a building / painting(建物・絵画を修復する)
8確認テスト
“After months of negotiations, the two countries finally restored diplomatic relations.”
①修復した ②返還した ③回復させた ④修理した
正解は③「回復させた」。diplomatic relations(外交関係)は有形物ではないので④「修理した」は不自然。②「返還した」は物を返すニュアンスで関係には使わない。①「修復した」も誤りではないが、「国交を回復させた」が最も自然な日本語。restoreのコアイメージ「本来あるべき状態への回帰」が、ここでは「断絶以前の正常な外交関係へ戻ること」を表している。
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