emotional
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
emotionalのコアイメージは「感情(emotion)が表面に現れている・関わっている」こと。emotionは「外に動かし出す」というラテン語が語源で、内側にある感情が外へ押し出されるイメージを持つ。そのため、emotionalは①感情が揺さぶられて表に出てしまう(感情的になる)、②感情そのものに関わる・感情を扱う(感情の)、③見る人・聞く人の感情を外に引き出す力がある(感動的な)という3つの方向の意味を持つ。どの意味でも「感情が内にとどまらず、何らかの形で外へ動く」という共通した根っこがある。
2意味一覧
-
形
感情的な(感情が外に出てしまった状態の)
感情が内側にとどまれず外にあふれ出ている人の様子を指す。涙ぐんだり、興奮したりと、感情が「可視化」された状態。 -
形
感情の、感情に関する
感情という領域そのものに「関わっている」ことを示す用法。emotional support(精神的サポート)などのように、感情の次元に属する事柄を修飾する。 -
形
感動的な(見る人・聞く人の感情を引き出す)
対象が他者の感情を外に引き出す力を持つという意味。人物でなくスピーチや映画・場面など物事を主語にする場合が多い。 -
形
感情に訴える、情緒的な(理性より感情に基づく)
議論や判断が論理ではなく感情に動かされているというニュアンス。「emotional decision(感情的な決断)」のように、やや批判的な文脈でも使われる重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「emotional」を常に「感情的な(=激しく怒った)」という否定的な意味で捉えがちだが、感動して涙ぐむ場面や感情全般に関わる中立的・肯定的な文脈でも頻繁に使われる。文脈によって「感動的な」「精神的な」「心の」など訳し方を柔軟に変えることが重要。
「emotional support(精神的サポート)」「emotional intelligence(感情知性)」のような複合語では『感情の』という意味で使われており、「感情的な支援(=情緒不安定なサポート)」と誤読しないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sentimental | 過去の思い出や懐かしさに引きずられて感傷的になるニュアンスが強く、emotionalよりも「感傷的・甘い感情に流されやすい」というやや批判的な響きがある。 |
| moving | 「感動的な」の意味に限定され、他者の感情を動かすものに使う。emotionalのように「感情的になる(人)」という意味では使えない。 |
| passionate | 強い熱意や情熱を伴う感情表現に使い、感情の「熱量・強度」に焦点を当てる。emotionalのように涙や動揺を含む広い感情の表出は指さない。 |
対義語: rational、unemotional、stoic
6派生語・関連語
-
emotion
名
感情、情動
-
emotionally
副
感情的に、感情の面で -
emotionless
形
感情を表さない、無感動な -
unemotional
形
感情を表さない、冷静な
7コロケーション
- get emotional(感情的になる、感動して涙ぐむ)
- emotional support(精神的サポート、心の支え)
- emotional response(感情的な反応、心の反応)
8確認テスト
“The documentary about the refugee children was deeply emotional, leaving viewers silent for several minutes after it ended.”
① 感情的な
② 感動的な
③ 情緒不安定な
④ 精神的な
② 感動的な。主語はドキュメンタリー(物事)であり、視聴者を沈黙させるほど感情を揺さぶった、つまり「見る人の感情を外に引き出す力がある」というコアイメージが当てはまる。①・③は人が感情をコントロールできない状態を指す用法で物事には使いにくく、④の「精神的な」は emotional support のような「感情に関わる」用法で使われる。
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