obviously
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
obviouslyの語根はラテン語の「ob-(目の前に)+via(道)」、つまり「道の前に立ちはだかっている」イメージ。避けようのないほど目の前にドンと存在している状態を指す。日本語の「明らかに」に相当するが、それだけではなく、「そんなこと言わなくてもわかるでしょ」という話し手の確信・驚き・皮肉・呆れのニュアンスも持つ。単なる客観的事実の描写というより、「誰が見ても疑いようがない」という主観的確信を含むのが特徴で、文脈によっては「当然」「どう見ても」「当たり前だけど」といった訳が自然になる。
2意味一覧
-
副
明らかに・どう見ても
「目の前に道ふさぎで立っている」ほど見えている状態から、誰の目にも疑いなく明白だという意味になる。 -
副
当然(のことながら)・もちろん
「そんなの見ればわかる」という確信が強まると、「言うまでもなく当然そうだ」という意味合いになる。 -
副
(皮肉・呆れを込めて)どう見たってそうでしょ
相手の鈍さや予想通りの行動に対して、「目の前にあるものが見えないの?」という皮肉・呆れのトーンで使われることもある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「明らかに」と機械的に訳してしまいがちだが、obviouslyには話し手の主観的な確信・驚き・皮肉が含まれることが多い。文頭に置いて「Obviously, …」とする場合は「当然」「言うまでもなく」の方が自然な日本語になることが多い。
clearlyと混同しやすいが、clearlyは「はっきりと・論理的に見て明白」という客観的・論理的なニュアンスが強く、obviouslyより感情的・皮肉的な色合いは薄い。「He clearly explained the problem.(彼は明確に問題を説明した)」はobviouslyで置き換えにくい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| clearly | 論理的・視覚的に「クリアに見える」イメージで客観的。obviouslyより感情・皮肉の色合いが少なく、説明や論証の文脈で使いやすい。 |
| evidently | 「証拠(evidence)から見て」という意味合いが強く、観察や根拠に基づいた推論を示す。より書き言葉的・改まった表現。 |
| apparently | 「見た目には・どうやら〜らしい」という推測・不確かさのニュアンスを含む。obviouslyが確信を示すのに対し、apparentlyは「そう見えるが真相は不明」という留保がある。 |
| naturally | 「自然な成り行きとして・当然」の意味で、物事の流れや道理からの必然性を強調。obviouslyより皮肉っぽさは少ない。 |
対義語: obscurely、subtly
6派生語・関連語
-
obvious
形
明らかな・一目瞭然の
-
obviousness
名
明白さ・自明であること -
unobvious
形
明白でない・わかりにくい
7コロケーション
- obviously wrong(どう見ても間違っている)
- obviously not(当然そうではない/どう考えてもダメ)
- quite obviously(まったく明らかに・どう見ても)
8確認テスト
“Obviously, if you don’t study, you won’t pass the exam.”
① 明確に、勉強しなければ試験に合格しない。
② 当然のことながら、勉強しなければ試験に合格しないよ。
③ おそらく、勉強しなければ試験に合格しないだろう。
④ 驚いたことに、勉強しなければ試験に合格しない。
②が正解。obviouslyは「誰が見てもわかりきっている」という確信・自明性を示す副詞で、文頭に置く場合は「当然のことながら」「言うまでもなく」が最も自然。①のclearlyに近い「明確に」は論理的説明のニュアンスが強くズレる。③のapparentlyのような推測の意味はない。④のsurprisinglyのような驚きの意味もない。
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