tell
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
tellのコアイメージは「情報を相手の認識の中に確実に届ける」こと。単に「口を動かす(speak)」でも「言葉を発する(say)」でもなく、相手が情報を受け取り、理解・認識するところまでを含む動詞です。だからこそ「話す・言う」だけでなく、「見分ける・わかる」という意味も生まれます。目や経験が「情報を届けてくる」感覚です。また「示す・教える」も、何かが確かな情報として相手(自分自身を含む)に届く場面で使われます。「伝わること」「判別できること」「確かにわかること」という共通の核が、tellのすべての用法を貫いています。
2意味一覧
-
動詞
(人に)話す、告げる、語る
情報を相手の認識まで確実に届ける行為。単なる発話ではなく、相手が受け取ることを想定している。 -
動詞
(人に何かを)教える、指示する
tell A to doの形で「Aに~するよう伝える=指示する」。情報が行動指示として届くイメージ。 -
動詞
見分ける、区別する
目や感覚が差異を「自分の認識に届ける」感覚。tell A from B(AとBを見分ける)の形が典型。 -
動詞
わかる、判断できる
can tell の形でよく使われ、「情報が自分の頭に届いて認識できる」状態を表す。 -
動詞
(影響・効果が)現れる、表れる
主語が「疲れ・年齢・訓練」などの場合に使われる。「その影響が体や結果として伝わってくる」イメージ。(例:The stress is beginning to tell on him.)
3例文
4よくある間違い・注意点
say と tell の混同に注意。say は「言葉を発すること」が主眼で相手を必要としない(He said that…)が、tell は必ず情報の受け手(人)を目的語に取る(He told me that…)。×He told that… は誤り。
「命令・指示」の意味を見落としがち。Tell him to stop. は「彼に止まるよう言いなさい」で、命令文での使用も非常に多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| say | 口から言葉を発することが主眼。受け手を目的語に取らず、発話内容に焦点がある(say something)。 |
| speak | 声を出して話す行為そのものを指す。言語能力や話すという行為を強調(speak English / speak to a crowd)。 |
| inform | 正式・公式な文脈で情報を伝えるニュアンスが強い。tellより改まった響きがある。 |
| distinguish | 「見分ける」の意味での類義語。tellより論理的・分析的な判別を強調する。 |
対義語: hide(隠す)、conceal(隠蔽する)、ask(尋ねる)
6派生語・関連語
-
teller
名詞
話す人;(銀行の)窓口係 -
telling
形容詞
効果的な、説得力のある;顕著な -
telltale
形容詞・名詞
(隠れた事実を)明らかにする;密告者
7コロケーション
- tell the truth(真実を言う)
- tell A from B(AとBを見分ける)
- tell A to do(Aに~するよう言う・指示する)
8確認テスト
“She’s been working three jobs at once, and it’s starting to tell.”
①彼女は3つの仕事を掛け持ちしており、それを話し始めた。
②彼女は3つの仕事を掛け持ちしており、その影響が体に出始めている。
③彼女は3つの仕事を掛け持ちしており、それを見分けることができる。
④彼女は3つの仕事を掛け持ちしており、それを告げられた。
②。tell には「(疲労・影響などが)現れる、効いてくる」という意味がある。主語が人ではなく「状況・負担」であり、it(=3つの仕事の過酷さ)が身体や様子に「伝わってくる・表れてくる」というコアイメージが働いている。①は say や talk の訳、③はcan tellの形でないため不自然、④は受動態ではないので誤り。
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