distinguish
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
distinguishの根底にあるイメージは「混同されうる複数のものの間に、明確な境界線を引いて見分ける」こと。語源はラテン語のdistinguere(刺し分ける・刻み分ける)で、「しっかりと線を刻み込んで分ける」感覚が原点。このコアイメージから、①双子や似たものを「区別する・識別する」、②人・ものが周囲から際立って「目立つ・傑出する」、③偉業によって自分を「際立たせる・名声を得る」という意味が派生する。いずれも「他と混ざらないようにはっきり線を引く」という共通感覚が根底にある。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
〜を区別する、識別する(AとBの違いを見分ける)
混同しうる複数のものの間に「明確な境界線を引いて見極める」のが原義。distinguish A from B(AをBと区別する)の形が典型。 -
動詞(他動詞)
〜を際立たせる、〜の特徴を際立てる
他のものとの間に境界線を引くことで「その対象をひときわ目立たせる」ニュアンス。主語が特徴・資質の場合に多い。 -
動詞(再帰的用法)
distinguish oneself で「名を成す、傑出する、手柄を立てる」
「自分自身を他の群衆から際立てて刻み込む」イメージ。偉業・活躍によって周囲との境界線を自ら引くことで名声を得る。 -
動詞(自動詞)
(物事を)見分ける、判別できる
知覚・認識の文脈で、対象間の違いを「見極める能力・行為」を表す。between を伴うことが多い(distinguish between A and B)。
3例文
4よくある間違い・注意点
「distinguish A from B(AをBから区別する)」と「distinguish between A and B(AとBを区別する)」の2つの構文を混同しやすい。前者はAとBのどちらが主題かが明確な場合、後者は対等に両者を比べる場合に使う。どちらも正しいので両方押さえておこう。
distinguish と discriminate を混同しないこと。discriminate は「差別する」という否定的含意を持つことが多いが、distinguish は中立的・客観的に「識別する」ニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| differentiate | 「細かな差異を分析・操作して区別する」ニュアンスが強く、学術・専門的文脈で好まれる。distinguishより意識的・分析的な作業感がある。 |
| discriminate | 本来は「識別する」意味だが、現代英語では「差別する」の意味で使われることが多く、distinguish より否定的含意を帯びやすい。 |
| tell apart | 口語的表現で「見分ける」意味。distinguishより日常的・砕けた文脈で使われ、知覚的な識別に限られる印象。 |
| discern | 「かすかな違いを洞察力・識別力で見抜く」ニュアンスが強く、より深い洞察・判断力を含意する。抽象的・内的な識別に向く。 |
対義語: confuse、mix up
6派生語・関連語
-
distinguished
形容詞
著名な、傑出した、威厳ある(=他と際立って区別されるほど優れた)
-
distinguishable
形容詞
区別できる、識別可能な -
distinguishing
形容詞
際立った、特徴的な(distinguishing feature で「際立った特徴」) -
distinction
名詞
区別、差異;卓越、名誉(「際立って刻まれた差」がコア)
-
distinctive
形容詞
独特な、他と区別できるほど特徴的な
7コロケーション
- distinguish A from B(AをBと区別する)
- distinguish oneself(名を成す、手柄を立てる)
- distinguishing feature / characteristic(際立った特徴)
8確認テスト
“The young soldier distinguished himself in battle and was awarded a medal.”
① その若い兵士は戦場で敵を識別し、メダルをもらった。
② その若い兵士は戦場で名を馳せ、メダルを授与された。
③ その若い兵士は戦場で目立ちすぎて、メダルを没収された。
④ その若い兵士は戦場で周りと区別されることを嫌い、メダルを辞退した。
②。distinguished himself は「distinguish oneself(自分自身を際立たせる→名を成す・手柄を立てる)」の過去形。「自分を群衆から際立てて刻み込む」コアイメージが、ポジティブな業績・功績の文脈で働いており、「名を馳せた・手柄を立てた」が最も自然な訳になる。①の「識別する」は他動詞の別用法であり文脈に合わない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。