wrap
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
wrapのコアイメージは「何かをぐるりと取り巻くように覆う」こと。プレゼントを包み紙でくるむ動作を思い浮かべるとわかりやすい。物理的に布や紙で包む行為が基本だが、そこから「物事の外側を閉じて仕上げる=終わらせる」という意味も生まれた。映画・会議などを『締めくくる』のは、作業全体を一枚の紙でまとめてしまうイメージ。また腕で人を包み込む「抱擁する」、思考が何かに完全に覆われる「夢中になる」(be wrapped up in)といった比喩的な広がりも、すべて『覆い囲む』というコアイメージから派生している。
2意味一覧
-
動詞
(紙・布などで)包む、くるむ
ぐるりと覆う動作そのもの。対象を外側から取り巻いて見えなくする、物理的なコアイメージの直接表現。 -
動詞
(wrap upの形で)終える、締めくくる
作業や会議全体を1枚の包み紙でまとめて閉じてしまうイメージ。「終わり」ではなく「完全にまとめ上げる」というニュアンスがある。 -
動詞
(腕などで)抱きしめる、巻きつける
腕が相手の体をぐるりと取り巻く動作。wrap one’s arms around somebodyのような形でよく使われる。 -
名詞
ラップ(食品用包装フィルム);肩掛け;映画撮影の終了合図
「包むもの」という名詞的用法。映画現場で使うThat’s a wrap!(撮影終了!)もここから来ている。
3例文
4よくある間違い・注意点
wrap upの「終える」という意味を知らず、「さらに包む」と直訳してしまいがち。finish / end よりも「きれいにまとめ上げる」というニュアンスが強い点に注意。
発音がrap(ラップ音楽)と全く同じ同音異義語。スペルに注意。また、wrapとroundを組み合わせてwrap around(〜に巻きつける)という形もよく出る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| cover | 単に「上に覆いをかける」イメージ。wrapのように「ぐるりと取り巻く」ニュアンスは薄い。 |
| envelop | 霧や暗闇が辺りを包むなど、より文学的・抽象的に「完全に覆い尽くす」ときに使う格調高い語。 |
| bundle | 複数のものをまとめてひとかたまりにする「束ねる」イメージ。wrapのように丁寧に包む感じはない。 |
対義語: unwrap、open、unravel
6派生語・関連語
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wrapper
名詞
包み紙、包装材 -
wrapping
名詞
包装(材);包むこと -
unwrap
動詞
包みを開ける、ほどく
7コロケーション
- wrap up a deal(取引をまとめる・成立させる)
- wrap around 〜(〜に巻きつく・巻きつける)
- be wrapped up in 〜(〜に夢中になっている・没頭している)
8確認テスト
The director shouted, “That’s a wrap!” and the whole crew burst into applause.
① 「包んでくれ!」と叫び、全スタッフが拍手をした。
② 「撮影終了!」と叫び、全スタッフが拍手をした。
③ 「ラップをかけて!」と叫び、全スタッフが拍手をした。
④ 「巻きつけろ!」と叫び、全スタッフが拍手をした。
② 映画・TV制作の現場では「That’s a wrap!」が「撮影終了!」を意味する定番表現。すべての作業を包み込んでまとめ上げた=終了、というwrapのコアイメージがそのまま使われている。crewが拍手するという文脈からも撮影完了の場面と読み取れる。
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