terrorism
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
terrorismの語根はラテン語の「terror(恐怖・震え上がらせるもの)」。単なる暴力行為ではなく、「恐怖(terror)を意図的に作り出すことで、社会全体や政府を脅し、政治的・思想的目的を達成しようとする行為の体系」がコアイメージ。個人への攻撃が目的ではなく、その恐怖を広く社会に伝播させることで大衆や国家を心理的に支配しようとする点が本質。だからこそ日本語の「テロ」という語感よりも、組織的・継続的・政治目的的なニュアンスを含む概念として理解することが重要。
2意味一覧
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名詞
テロリズム、恐怖政治(手段としての暴力行為の体系)
「恐怖を道具として組織的に用いる主義・方法論」そのものを指す。単発の暴力事件(attack)ではなく、恐怖を戦略として使う思想・実践の総体。 -
名詞
(歴史・政治文脈で)恐怖政治、テロル
フランス革命期の「恐怖政治(La Terreur)」のように、国家権力が自国民を恐怖で支配する場合にも用いられる。恐怖で人を動かすという同じコアから生まれる意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「terrorism(テロリズム)」と「terror(恐怖・テロ行為)」「terrorist attack(テロ攻撃)」を混同しやすい。terrorismは個々の事件ではなく、恐怖を戦略として使う行為・体系・思想を指す抽象名詞。「昨日のテロ」はa terrorism attackではなくa terrorist attack / an act of terrorismと表現する。
日本語の「テロ」は口語的でニュース的な響きが強いが、英語のterrorismは政治学・法律・外交の場面で使われる硬い術語。文脈に応じて「テロ行為」「テロリズム」「恐怖政治」と訳し分けることが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| extremism | 過激な政治・宗教思想への傾倒を指し、暴力行為を伴わない場合もある。terrorismは必ず恐怖と暴力が手段として含まれる。 |
| insurgency | 政府や支配勢力に対する武装反乱・反乱運動を指す。terrorismよりも組織的・軍事的な対立を含意し、必ずしも民間人への恐怖扇動を目的としない。 |
| violence | 暴力一般を広く指す語。terrorismは暴力の中でも「政治目的のために恐怖を意図的に生み出す」という目的・体系性が必須。 |
対義語: pacifism(平和主義)、diplomacy(外交)
6派生語・関連語
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terror
名詞
恐怖、テロ行為(terrorismの語根・口語的短縮形としても使われる)
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terrorist
名詞・形容詞
テロリスト(恐怖を武器として使う人)、テロの -
terrorize
動詞
恐怖で支配する、脅し上げる -
terrorizing
形容詞
恐怖を与える、脅しつける -
counter-terrorism
名詞
テロ対策、反テロ活動
7コロケーション
- combat / fight / counter terrorism(テロと戦う)
- an act of terrorism(テロ行為)
- international / domestic terrorism(国際/国内テロ)
8確認テスト
“International cooperation is essential to effectively counter terrorism, which threatens not just individual nations but global stability.”
①ある特定国家で起きた一度限りの暴力事件
②恐怖を手段として政治目的を達成しようとする組織的暴力の体系
③政府間の外交的対立
④自然災害などによる社会的混乱
②が正解。terrorismは「恐怖を戦略として使う暴力行為の体系・思想」を指す抽象名詞であり、単発事件でも外交対立でもない。「個別国家だけでなく世界の安定を脅かす」という表現は、terrorismが体系的・広域的なものであることを示しており、コアイメージ「恐怖を武器にした暴力支配」と一致する。
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