tooth
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
toothのコアイメージは「鋭く突き出た、噛みつく・食い込む力を持つ突起物」。人間の歯はもちろん、歯車の歯・コームの歯・ノコギリの歯なども同じ語で表す。さらに抽象化すると「実際に機能する力・切れ味・効力」という意味になる。法律や規則に「tooth(歯)がある」とは、それが実際に噛みつける=強制力・実効性を持つということ。日本語でも「歯が立たない」「手厳しい」など歯を力のメタファーとして使うが、英語も同様の発想で広がっている。
2意味一覧
-
名詞
歯(人・動物の)
最も基本的な「鋭く突き出た噛む突起物」そのもの。口の中に並ぶ硬い突起がコアイメージの原点。 -
名詞
効力・強制力・実効性
「噛みつける」=「実際に機能する力」へと抽象化。teeth のない(toothless な)法律は、歯がない老いた動物のように何も噛みきれず、効力を持たない。 -
名詞
(歯車・コーム・ノコギリなどの)歯・ギザギザ
形状が「鋭く並んだ突起物」というコアイメージにそのまま対応。機械の歯も、噛み合うことで力を伝えるという点で生物の歯と本質的に同じ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「効力・強制力」の意味はほぼ常に複数形 teeth で使う。「This law has no teeth.(この法律には効力がない)」のように、抽象的な文脈でいきなり teeth が出てきても慌てず、コアイメージ(噛みつく力)から意味を推測しよう。
tooth は「1本の歯」、teeth は「複数の歯」と不規則変化する。teeth を tooth の複数形と知らないと読み取れないため、セットで覚えること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fang | ヘビや犬など動物の「牙・毒牙」に特化した語。攻撃性・危険性のニュアンスが強く、tooth のような中立的な使い方はしない。 |
| tusk | 象やイノシシの「長く突き出た牙」を指す。歯の一種だが、口外に突出した大型のものに限定される。 |
| cog | 歯車の「歯」に特化した語。tooth が持つ生物的・抽象的意味はなく、機械部品の文脈で使う。 |
対義語: toothlessness(無力さ)
6派生語・関連語
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teeth
名詞(複数形)
歯(複数);効力・強制力(抽象的用法ではこちらが主流) -
toothy
形容詞
歯を見せた、歯並みの目立つ(a toothy smile:歯を見せた笑顔) -
toothless
形容詞
歯のない;(法律・規則などが)効力のない、骨抜きの -
toothache
名詞
歯痛 -
toothbrush
名詞
歯ブラシ
7コロケーション
- have a sweet tooth(甘いものが好きである)
- fight tooth and nail(必死に戦う、爪に歯を使ってまで=全力で)
- give teeth to ~(〜に実効性・強制力を与える)
8確認テスト
“Critics argue that the new regulation has no teeth and companies will simply ignore it.”
① 規制に歯が含まれていないので、企業は無視するだろう
② 規制に実効性がないので、企業は単純に無視するだろう
③ 規制が厳しすぎるので、企業は拒否するだろう
④ 規制の適用範囲が狭いので、企業は回避するだろう
② が正解。’has no teeth’ は tooth のコアイメージ「噛みつく力」から「強制力・実効性がない」を意味する慣用表現。「歯がない老いた動物は何も噛み切れない」というイメージが抽象化されたもの。①は直訳すぎて文脈に合わず、③④はコアイメージとは異なる意味を持ち込んでいる。
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