coarse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
coarseのコアイメージは「きめが細かくなく、粗い・荒い状態」です。砂粒が大きくざらざらした砂浜や、織り目が粗い布地を想像してください。物理的な「粗さ」が出発点で、そこから「品質が低い・粗末」という意味に広がります。さらに、人の言動や態度に当てはめると、洗練されていない、礼儀や配慮が欠けた「下品・粗野」という意味になります。つまり「細かい気配りや精度が欠如した状態」が共通の根っこです。fineやrefinedが「きめ細かく洗練された」状態を表すのと正反対の位置にあると覚えると、コアイメージがつかみやすくなります。
2意味一覧
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形容詞
(粒・繊維などが)粗い、ざらざらした
きめが粗く粒や目が大きい物理的な状態を表す。砂・塩・布などの質感に使われる最も基本的な用法。 -
形容詞
粗末な、品質の低い
精度や仕上げの粗さが「品質の低さ」に転じた意味。細部まで磨かれていない製品や素材に用いる。 -
形容詞
下品な、粗野な、無礼な
言動や態度の「きめの粗さ」=社会的・道徳的な洗練の欠如を表す。特に言葉遣いや笑いのネタが品のない場合によく使われる。 -
形容詞
(区分・分析などが)大まかな、おおざっぱな
精細さが欠けているコアイメージが、概念の粒度の粗さにも適用される。例えばcoarse classification(大まかな分類)のように学術・技術文脈で使われる、見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
coarseとcourse(コース、過程)は発音が全く同じ同音異義語(ホモフォン)。スペルミスが頻発するので、「粗い」のcoarseはearが含まれる(「粗くて耳障り」と連想)と覚えるとよい。
「下品な」という意味ではvulgarやrudeと混同しがちだが、coarseは「洗練・精度の欠如から来る粗野さ」というニュアンスが強く、故意の悪意よりも無骨・無神経さに近い。意図的な侮辱にはrudeやoffensiveの方が適切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| rough | 物理的な表面の凹凸・荒さを表す場合に最もよく使われる。coarseが「きめの粒度の粗さ」なのに対し、roughは「でこぼこして滑らかでない」という感触に焦点がある。 |
| vulgar | 「下品・品性の欠如」の意味に限定され、物理的な粗さには使えない。coarseより社会規範への反発や低俗さが強調される。 |
| crude | 「未加工・未精製」というイメージが強く、原油(crude oil)のように加工前の粗の状態を指す。coarseが「きめの粗さ」なら、crudeは「精製・洗練される前の状態」。 |
| rude | 主に態度・言動の無礼さに限定。coarseは無骨・無神経さだが、rudeは相手を不快にさせる意図や気遣いのなさに焦点がある。 |
対義語: fine、refined、smooth、polished、delicate
6派生語・関連語
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coarsely
副詞
粗く、ざらざらと、下品に -
coarseness
名詞
粗さ、ざらざらした感触、下品さ -
coarsen
動詞
粗くなる(させる)、下品になる(させる)
7コロケーション
- coarse language(下品な言葉遣い)
- coarse sand / coarse salt(粗い砂 / 粗塩)
- coarse cloth / coarse fabric(粗い布・織物)
8確認テスト
“The data was analyzed using only a coarse classification, so the results lacked precision.”
① 下品な分類
② 大まかな分類
③ 粗末な分類
④ ざらざらした分類
②「大まかな分類」が正解。この文では物理的な質感や品性の話ではなく、データ分析の文脈で「きめの粗さ=細かさが欠けた状態」が概念的な粒度に適用されている。「精度が欠如していて細かく分けられていない」というコアイメージが、ここでは『大まかな・おおざっぱな』という訳に最も自然に対応する。
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