rough
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
roughのコアイメージは「表面や状態が滑らかでなく、凹凸・乱れ・荒さがある」こと。手で触ったときにざらざらする物理的な「粗さ」が出発点だが、そこから抽象的な場面にも広がっていく。人の振る舞いが「滑らかでない=乱暴・粗野」、計画や数字が「きっちり整っていない=おおよその」、日や状況が「順調でなく荒れている=つらい・過酷な」という具合に、すべて『整っていない・荒れている』という一本の軸でつながっている。表面が凸凹した石を想像するとよい。物理・人格・状況どこにでも当てはまる懐の広い単語だ。
2意味一覧
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形
(表面が)粗い、ざらざらした
コアイメージそのもの。表面が滑らかでなく凹凸がある状態を指す。 -
形
乱暴な、手荒い
動作や扱いが「滑らかでない=荒っぽい」状態。丁寧さや穏やかさが欠けたイメージ。 -
形
粗野な、無骨な
人の言葉遣いや態度が洗練されておらず「磨かれていない」状態。 -
形
だいたいの、おおよその
細部まで整っていない、仕上げが荒い状態から「大ざっぱな」という意味が生まれる。 -
形
つらい、過酷な、(状況・日が)ひどい
状況が「荒れている」イメージ。順調でなく、でこぼこした道のりのような困難さを表す。 -
形
(天候・海が)荒れた
海面や空模様が凸凹に乱れた状態。rough seasで「荒れた海」となる重要表現。 -
名
(ゴルフの)ラフ(フェアウェイ外の草の深い区域)
芝が整えられておらず「粗い・荒れた」状態のエリアを指す。 -
副
手荒く、乱暴に(rough it で「不便な生活をする」)
整った環境なしに荒れたままで過ごすイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「だいたいの」という意味でapproximateと混同しがち。approximateは数値の近似に限られる場合が多いが、roughはより口語的で「大ざっぱ・ざっと」というニュアンスが強い。a rough guessは自然だが、a rough numberは「ざっくりした数字」という意味になる点に注意。
「rough = 暴力的」と思い込むのは危険。I had a rough timeは「つらい経験をした」であって「乱暴な経験」ではない。文脈によって日本語訳が大きく変わるので、つねにコアイメージ(整っていない・荒れている)に立ち返ること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| coarse | 主に「素材・布・言葉遣いが粗い」という物理的・感覚的な粗さに限定されやすく、状況の過酷さには使えない。 |
| harsh | 「厳しい・過酷」という意味は似ているが、意図的・意地悪なニュアンスを帯びやすい。roughはそこまで意図性を含まない。 |
| approximate | 「おおよその」という意味では重なるが、approximateは数値・量の近似に限定的で、よりフォーマル。roughはより広い対象に使える。 |
| turbulent | 天候・海・時代が「荒れている」点では似るが、turbulentは激動・混乱のニュアンスが強く、roughより大げさな印象。 |
対義語: smooth、gentle、calm、precise
6派生語・関連語
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roughly
副
おおよそ、大ざっぱに、手荒く
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roughness
名
粗さ、手荒さ -
roughen
動
〜を粗くする、荒くなる -
rough-and-tumble
形
乱闘的な、荒っぽい(競争・状況について)
7コロケーション
- a rough estimate(大まかな見積もり)
- rough seas(荒れた海)
- have a rough time(つらい時を過ごす)
8確認テスト
The neighborhood has a rough reputation, so be careful when you walk alone at night.
① だいたいの
② 粗い
③ 物騒な・荒れた
④ 乱暴な
③「物騒な・荒れた」が正解。治安が「整っていない・荒れている」状態を指しており、地域の雰囲気や状況が粗野で危険であることを表す。①は数値・計画に使う訳、②は物の表面に使う訳、④は人の行為に使う訳で、地域の「評判・治安」を修飾する文脈には③が最も自然。コアイメージ『荒れている・整っていない』から状況へ広がった用法だと理解できれば迷わない。
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