overlap
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
overlapの「over」は「上に・越えて」、「lap」は「膝(ひざ)の上」や「折り重なった部分」を意味します。つまり、あるものが別のものの「上に乗り出している状態」がコアイメージです。物理的に板や布が重なる場面から、時間帯・役割・内容・アイデアなどが「部分的に共通する・かぶる」という抽象的な場面まで幅広く使われます。「完全に一致する」のではなく、あくまで「一部が重なる」という部分的な重複であることがポイントです。この「部分的に重なる」という感覚から、日本語では文脈に応じて「重複する」「重なる」「かぶる」「共通する部分がある」など様々に訳し分けることができます。
2意味一覧
-
動詞
(部分的に)重なる、重複する、かぶる
二つのものが「上に乗り出す」ように接触・共有する部分を持つ状態。物理的な重なりにも、内容・時間・概念の重複にも使える。 -
動詞
(アイデアや意見などを)重ね合わせる、すり合わせる
複数のものを意図的に「重ね合わせて」共通部分を探す行為。元データの例文のように、考えを持ち寄って結論を導く場面で使われる。 -
名詞
重複部分、共通部分、重なり
「重なり合っている箇所そのもの」を指す名詞用法。「an overlap between A and B(AとBの重複部分)」のように使われる。 -
動詞(時間)
(時間帯が)重なる、同時期に起こる
時間軸上で二つの出来事が「部分的に上に乗り出す」ように同時進行する状態。スケジュールの「かぶり」を表すのに頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「重複する」と訳すと固くなりすぎる場合がある。日常会話では「かぶる」「重なる」の方が自然な日本語になることが多い。文脈を見て柔軟に訳し分けることが大切。
overlapは「完全な一致(identical)」ではなく、あくまで「部分的な重なり」を意味する。完全に一致する場合はcoincideやcorrespondの方が適切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| coincide | 「完全に一致する・ぴったり重なる」というニュアンスが強く、部分的ではなく全体的な一致を指すことが多い。 |
| intersect | 「交差する・交わる」というイメージで、線や道が一点で交わる感覚。overlapの「面として重なる」より接触面が限定的。 |
| duplicate | 「まったく同じものが二重になっている」という意味合いが強く、無駄な重複・冗長さのニュアンスを含むことが多い。 |
対義語: differ、diverge、separate
6派生語・関連語
-
overlapping
形容詞・動名詞
重なっている、重複している;重なること -
overlapped
形容詞
重ね合わされた、重複した
7コロケーション
- overlap with ~(〜と重なる・共通部分を持つ)
- areas of overlap(重複する領域・共通部分)
- significantly / considerably overlap(大幅に重複する)
8確認テスト
His role as a manager overlaps with that of the team leader, causing some confusion.
① 彼のマネージャーとしての役割はチームリーダーの役割と矛盾しており、混乱を招いている。
② 彼のマネージャーとしての役割はチームリーダーの役割と重なっており、混乱を招いている。
③ 彼のマネージャーとしての役割はチームリーダーの役割と完全に一致しており、混乱を招いている。
④ 彼のマネージャーとしての役割はチームリーダーの役割を超えており、混乱を招いている。
正解は②。overlapは「部分的に重なる・かぶる」がコアイメージ。①のように「矛盾する」は意味が逆で誤り。③の「完全に一致する」はcoincideの意味で、overlapは部分的な重なりを指すため不正確。④の「超える」はoverのイメージだけを拾った誤解。役割の一部が共通していてどちらがやるか曖昧になっている、という「部分的重複」を②が最も正確に表している。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。