collaborate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
collaborateはラテン語の「com-(共に)」+「laborare(働く・労働する)」が語源。単に「助け合う」や「手伝う」のではなく、「対等な立場で同じ作業・目標に向かってともに汗をかく」というイメージが核にある。一方が指示してもう一方が従うような上下関係ではなく、複数の主体がそれぞれの専門性や能力を持ち寄り、ひとつの成果物を作り上げるプロセスを指す。そのため、共著・共同制作・共同研究など「作り上げる」文脈でよく使われる。また、戦時中の「敵への協力(利敵行為)」という文脈でも使われることがあり、必ずしもポジティブな含意だけではない点も重要。
2意味一覧
-
動詞
(対等な立場で)協力する、共同作業をする
「共に労働する」というコアイメージから、複数の人が同じ目標に向かって力を合わせる状況を表す最も基本的な意味。 -
動詞
(著作・研究などを)共同制作する、合作する
「共に労働して何かを生み出す」ニュアンスが強調され、書籍・音楽・論文などの創作・知的生産物を共同で完成させる場面で使われる。 -
動詞
(占領者・敵などに)内通する、利敵協力をする
「共に働く」相手が敵や占領軍になった場合、裏切り的な「協力」を指すこともある。歴史・政治的文脈で登場する重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
cooperateと混同しがちだが、collaborateはより「対等な立場で成果物を共に作り上げる」というニュアンスが強く、cooperateは「相手のために便宜を図る・円滑に協調する」という広い意味を持つ。警察への協力を求める場合はcooperate with the policeが自然で、collaborateは不自然。
collaborate with+人 / collaborate on+作業・プロジェクト という前置詞の使い分けを覚えておくこと。「collaborate to+動詞」の形も頻出。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| cooperate | 「相手のためにスムーズに協調する」という広い意味で、上下関係があっても使える。collaborateほど「共に成果物を作る」感は強くない。 |
| partner | 動詞としても使われ「パートナーとして組む」意味。やや口語的で、ビジネス文脈で多い。collaborateほど「共同作業の過程」に重きを置かない。 |
| jointly work | 「共同して働く」という意味の句動詞的表現。collaborateより平易だが、知的・創造的な作業の文脈での格調は劣る。 |
対義語: compete、work independently
6派生語・関連語
-
collaboration
名詞
協力、共同作業、合作;(敵への)利敵協力 -
collaborative
形容詞
共同の、協力的な(collaborative work:共同作業) -
collaborator
名詞
共同作業者、共著者;(悪い意味で)内通者
7コロケーション
- collaborate with 〜 on … (〜と…について共同作業する)
- collaborate on a project / research(プロジェクト・研究で協力する)
- closely collaborate(密接に協力する)
8確認テスト
“Several leading universities are collaborating on developing a new cancer treatment.”
①いくつかの有名大学が新しいがん治療法の開発を競い合っている。
②いくつかの有名大学が新しいがん治療法の開発に向けて共同研究を行っている。
③いくつかの有名大学が新しいがん治療法の開発を互いに援助し合っている。
④いくつかの有名大学が新しいがん治療法の開発について話し合っている。
②。collaborateは「対等な立場で成果物を共に作り上げる」というコアイメージを持つ。「競い合う(①)」はcompete、「援助し合う(③)」はhelpやsupport each other、「話し合う(④)」はdiscussが適切。この文では複数の大学がそれぞれの専門性を持ち寄り、ひとつの研究成果を作り上げる過程を表しているため②が最も自然。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。