silent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
silentのコアイメージは「音・声・言葉が一切外に出ていない状態」です。物理的な音がない「静けさ」だけでなく、人が意図的に声を出さない「沈黙」、文字として存在するのに読まれない「黙字(発音しない文字)」まで、すべて「外に音として現れない」という一点で繋がっています。quietが「うるさくない・穏やかな」という柔らかいニュアンスを持つのに対し、silentはより完全・絶対的な「無音・無言」を指します。群衆が一斉に黙る場面や、誰も口を開かない緊張した沈黙にも使われるのはこのためです。
2意味一覧
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形容詞
静かな、物音がしない
環境に音が存在しない状態。コアイメージ「音が外に出ていない」がそのまま場所・空間に適用された用法。 -
形容詞
無言の、黙っている
人が意図的に・あるいは意図せず声・言葉を発しない状態。内にあるものを外に出さないというコアイメージが人間の発話行動に適用される。 -
形容詞
無口な、口数の少ない
その人の性格・習慣として言葉を外に出さないという状態を指す。一時的な沈黙ではなく恒常的な傾向を表す。 -
形容詞
(文字が)黙字の、発音しない
文字として書かれているのに音として「外に出てこない」文字を指す(例:knightのk、silentのe)。コアイメージが言語の音韻にも適用された用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
quietとの混同に注意。quietは「騒がしくない・穏やか」という相対的な静けさで、図書館やカフェの「静かな環境」に使いやすい。一方silentはより完全・絶対的な「無音・無言」で、all silent(全くの沈黙)や緊張感のある場面に適します。「部屋を静かにして」と言いたい時はBe quiet.が自然で、Be silent.は「黙れ」と命令的・強い響きになります。
remain silentは「黙秘する」という法的・公式な文脈でよく使われる重要表現。You have the right to remain silent.(黙秘権があります)は頻出表現なので覚えておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| quiet | 相対的に「騒がしくない・穏やか」なニュアンス。完全な無音ではなくても使え、silentより柔らかく日常的。 |
| still | 音だけでなく動きも止まった「静止・静寂」状態を含意する。calm stillnessのように平和・安らぎのニュアンスを伴うことが多い。 |
| mute | 音声・言葉が「出せない・出さない」に特化した語。身体的に話せない状態や音声をミュートするという技術的文脈で使われることが多い。 |
| taciturn | 生来「無口な・寡黙な」という性格的特徴を強調する語。silentより文語的・硬い語感。 |
対義語: noisy、loud、vocal
6派生語・関連語
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silence
名詞・動詞
(名)沈黙、静寂/(動)黙らせる、沈黙させる
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silently
副詞
黙って、静かに、音もなく -
silencer
名詞
消音器、マフラー(音を外に出なくする装置)
7コロケーション
- go / fall / remain silent(静かになる/沈黙を続ける)
- silent treatment(無視する態度、口をきかないこと)
- silent partner(表に出ない出資者、陰のパートナー)
8確認テスト
“After the accident, the family gave her the silent treatment for weeks.”
① 静かな処置を施した
② 無視し続けた
③ 黙って治療した
④ 沈黙の時間を設けた
② 無視し続けた。silent treatmentは「相手に意図的に口をきかない・無視する」という慣用表現。「言葉を外に出さない」というsilentのコアイメージが対人関係に応用されたもので、直訳の「静かな処置」ではなく「黙って相手を無視する行為」を指す。大学入試では慣用的なコロケーションとして問われることがある重要表現。
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