singular
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
singularの語源はラテン語のsingularis(「ただ一つの」)で、英語のsingle(一つの)と同じ根を持つ。コアイメージは「群れから切り離された、ただ一つの存在」。文法用語の「単数」はまさに「一つだけ」という意味。そこから「他と違って際立っている」→「まれにみる・並外れた」→さらに「普通から外れて奇妙な」という意味へと広がる。どの意味でも「他と混じらず、一つとして独立している感覚」が根底にある。日本語では文脈によって「単数の」「並外れた」「奇妙な」と訳し分けるが、いずれも『ただ一つ浮き出ている』イメージから派生している。
2意味一覧
-
形容詞(文法用語)
単数の
「ただ一つの存在」というコアイメージをそのまま文法に当てはめたもの。複数(plural)の対義語として使われる。 -
形容詞(肯定的)
まれにみる、並外れた、卓越した
「他のどれとも違う、ただ一つ際立った存在」というイメージが、「他に類を見ないほど優れている」という肯定的な評価につながる。 -
形容詞(否定的)
奇妙な、風変わりな、異様な
「群れから切り離された一つだけの存在」が「普通から外れた、異質なもの」という含意を持つようになった。strange・oddに近いニュアンス。 -
形容詞(論理学・数学)
特異な、特定の一点に関する
数学・論理学では「唯一に定まる特異点」を指す専門用語として使われる。「ただ一つに収束する」コアイメージがそのまま活きている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「単数の」という文法的な意味しか知らないと、「a singular achievement(並外れた業績)」「a singular appearance(異様な外見)」のような文脈で全く意味が取れなくなる。文法以外の文脈でも使われることを必ず押さえておくこと。
肯定的(並外れた)か否定的(奇妙な)かは文脈や前後の名詞によって変わる。どちらかに決めつけず、コアイメージ「ただ一つ際立っている」から文脈に合わせて判断すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| unique | uniqueも「唯一の」だが、個性や独自性を肯定的に強調するニュアンスが強い。singularは奇妙さのニュアンスも含みうる点が異なる。 |
| remarkable | remarkableは「注目に値する」という意味で広く使われる。singularはより「他に類がない際立ち」に焦点を当てる。 |
| peculiar | peculiarは「奇妙な・風変わりな」の意味に特化しており、singularの否定的側面に近い。singularより口語的。 |
対義語: plural(複数の)、ordinary(普通の)、common(ありふれた)
6派生語・関連語
-
singularly
副詞
まれなほどに、並外れて、奇妙なほどに -
singularity
名詞
唯一性、特異性、(物理・数学)特異点 -
singularize
動詞
単数形にする、際立たせる
7コロケーション
- singular talent / ability(並外れた才能・能力)
- singular noun(単数名詞)
- singular achievement(稀にみる業績)
8確認テスト
“The detective showed a singular ability to notice details that others overlooked.”
① 単数の
② 奇妙な
③ 並外れた
④ 特定の
③ 並外れた。detailsを見逃さない能力を「他の誰とも違う、際立った能力」として描写しており、肯定的な「まれにみる・並外れた」の意味が最も自然。①の「単数の」は文法用語で名詞を修飾する文脈でのみ使われ、abilityには合わない。②の「奇妙な」もabilityに使えるが、全体の文脈(名探偵の賞賛)から肯定的な③が適切。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。