into
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
intoのコアイメージは「ある境界を越えて内側へ入り込む動き」です。単なる「中にいる状態」を表すinとは異なり、intoには「動き・変化・方向性」が伴います。物理的な空間への侵入(walk into a room)だけでなく、状態の変化(turn into a butterfly)、感情や関心への没入(be into music)、衝突や接触(run into a wall)まで、あらゆる場面で「境界を越えて何かの中に飛び込む」というイメージが貫かれています。日本語の「〜へ突入する」「〜にのめり込む」「〜に変わる」などは、すべてこの一つのコアイメージから派生しています。
2意味一覧
-
前置詞
…の中へ(空間への移動)
物理的な境界を越えて内側へ入り込む、最も基本的なコアイメージの直接表現です。 -
前置詞
…まで、…の状態に変化して
ある状態から別の状態の「内側」へ移行するイメージ。変化・変容の境界を越えることを表します。 -
前置詞
…に(衝突・接触)
勢いよく対象の「中へ」ぶつかるイメージ。物や人に突き刺さるように接触する場合に使われます。 -
前置詞
…に夢中で、…に深く興味を持って(be into〜)
関心や熱意が対象の「内側」へ完全に没入している状態。精神的・感情的な「入り込み」を表します。
3例文
4よくある間違い・注意点
inとintoを混同しやすい。「She is in the room(彼女は部屋にいる)」は状態・位置を示すのに対し、「She walked into the room(彼女は部屋に入ってきた)」は移動・変化を示す。動詞に動きのニュアンスがある場合はintoを選ぼう。
be into 〜という表現を知らずに「〜の中にいる」と直訳してしまうのは典型的なミス。「I’m into this band.」は「このバンドの中にいる」ではなく「このバンドにハマっている」という意味。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| in | 状態・位置を表し、動きや変化のニュアンスがない。「中にある・いる」という静的な場所を示す。 |
| toward(s) | 「〜の方向へ」という向きだけを示し、境界を越えて内側に入るイメージはない。到達・突入は含まない。 |
| inside | 「内部に」という位置・状態を表し、intoのような方向性・変化のニュアンスを持たない。 |
対義語: out of、from
6派生語・関連語
-
in
前置詞・副詞
〜の中に(状態・位置)
-
onto
前置詞
〜の上へ(表面への移動・接触)
7コロケーション
- turn into 〜(〜に変わる・変化する)
- run into 〜(〜に偶然出会う、〜に衝突する)
- be into 〜(〜に夢中である、〜に興味がある)
8確認テスト
“After years of practice, she finally came into her own as a pianist.”
① 何年もの練習の末、彼女はピアニストとして自分の部屋にこもった。
② 何年もの練習の末、彼女はついにピアニストとして本領を発揮するようになった。
③ 何年もの練習の末、彼女は自分だけのピアノを手に入れた。
④ 何年もの練習の末、彼女はピアニストになるための練習を始めた。
正解は②。come into one’s own は「自分本来の実力・領域の内側に入り込む」というintoのコアイメージから、「本領を発揮する・頭角を現す」という意味のイディオムになる。intoが「ある状態・境地の内側へ移行する」変化のニュアンスを持つことを理解していれば、物理的な移動や所有とは異なると判断できる。
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