acquaint
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
acquaintのコアイメージは「それまで知らなかったものを、自分(または他者)の知識・経験の領域に引き込む」こと。語源はラテン語のad(~へ)+cognitus(知られた)で、「知られていない状態から知られた状態へ移行させる」プロセスを表す。「知らせる」「紹介する」「精通させる」といった訳はすべて、この『未知→既知』の移行という一つのコアから生まれている。重要なのは、acquaintは単なる情報伝達(tellなど)と違い、対象と一定の深さをもった関係・理解を確立することを含意する点だ。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
(人に情報・事情などを)知らせる、伝える
他者の知識領域に新しい情報を「引き込む」行為。単なる通知より、相手がしっかり把握する状態にすることを含む。 -
動詞(再帰・受動)
(~に)精通する、熟知する(be acquainted with / acquaint oneself with)
自分自身の知識領域に対象を引き込む再帰的な用法。「表面的に知っている」以上の、ある程度の深みある理解・経験を示す。 -
動詞(他動詞)
(人を人に)引き合わせる、紹介する
互いの「知られた存在」領域に相手を引き込む用法。introduceよりも改まった文脈で使われることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
acquaintは単体で使うより、be acquainted with(~を知っている・精通している・面識がある)やacquaint oneself with(~に精通する)という形で使われることが非常に多い。動詞単体の形だけ覚えると実際の英文で見落としやすい。
knowやtellと混同しがち。knowは「すでに知っている状態」、tellは「情報を伝える行為」に過ぎないが、acquaintは「未知→既知への移行プロセス+ある程度の深み」を含意する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| inform | 情報を一方的に「伝える」行為に焦点。acquaintのような「知識領域に深く引き込む」ニュアンスは薄く、よりニュートラルで事務的。 |
| familiarize | 「慣れ親しませる」という反復・習慣的なプロセスを強調。acquaintが一度の導入・引き合わせのイメージを持つのに対し、familiarizeはより時間をかけた習熟を示す。 |
| introduce | 人と人を「引き合わせる」意味ではほぼ同義だが、introduceがより日常的・広範に使われるのに対し、acquaintはやや改まった書き言葉的な響きを持つ。 |
| notify | 公式・事務的な「通知・告知」に特化。acquaintの持つ「理解を深める」含意はなく、ただ伝達するだけのニュアンス。 |
対義語: keep in the dark(知らせない)、ignore、be unfamiliar with
6派生語・関連語
-
acquaintance
名詞
(人との)面識、知り合い;(物事への)知識・精通(make one’s acquaintance で「~と知り合いになる」)
-
acquainted
形容詞
(人と)面識のある;(物事に)精通した(be acquainted with の形で使用) -
unacquainted
形容詞
(~を)知らない、面識のない(be unacquainted with)
7コロケーション
- be acquainted with ~(~を知っている、~に精通している、~と面識がある)
- acquaint oneself with ~(~を熟知する、~に精通する)
- make someone’s acquaintance(~と知り合いになる)
8確認テスト
“New employees are expected to acquaint themselves with the company’s safety regulations within the first week.”
① 新入社員は最初の1週間以内に、会社の安全規則を制定することが求められる。
② 新入社員は最初の1週間以内に、会社の安全規則をしっかり把握することが求められる。
③ 新入社員は最初の1週間以内に、会社の安全規則について他の人に知らせることが求められる。
④ 新入社員は最初の1週間以内に、会社の安全規則に異議を唱えることが求められる。
② が正解。acquaint themselves withは「自分自身の知識領域に引き込む」再帰用法で、「~をしっかり把握する・精通する」という意味。①は制定(create)、③は他者への通知(inform others)、④は異議(object)で、いずれもコアイメージ「未知→自分の既知領域への引き込み」とはズレている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。