occasional
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
occasionalの根底にあるのは「occasion(特定の機会・場合)」という名詞です。つまり「常にではなく、ある特定の機会にだけ起こる/存在する」というイメージです。毎日・常時あるわけではないが、かといって一度きりでもなく、不規則ながらも繰り返し起きるという感覚が核心にあります。「時折の」という訳は頻度の低さを、「臨時の」「予備の」という訳はその時その場の必要に応じて呼ばれる存在であることを表し、どちらも「普段はそこにいない/起きない」という共通イメージから派生しています。日常的・恒常的なものとの対比で「たまに」という感覚が生まれるのです。
2意味一覧
-
形容詞
時折の、たまの
「特定の機会にだけ起こる」というコアイメージが頻度に適用されると、「常にではなくたまに起こる」という意味になる。日常茶飯事ではない、という含みがある。 -
形容詞
臨時の、特定の用途・場面向けの
「特定の occasion のためだけに用意された」というイメージが転じて、ある特別な機会・目的に対応するためだけに使われるという意味になる。 -
形容詞
(詩・音楽などが)特別な行事のために作られた
occasional music/occasional poem のように、記念行事や式典など「特定の機会」のために書かれた作品を指す。試験英語ではあまり頻出ではないが、文学・芸術分野では重要な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「時折の」と聞くと「たまに1〜2回」という超低頻度を想像しがちだが、occasional は「毎回ではないが不規則に繰り返す」というニュアンスで、rareほど稀ではない。once in a while と近いイメージを持つと良い。
「臨時の・予備の」という意味(例:occasional table=補助テーブル)は日本人学習者に見落とされやすい。名詞の前に置かれて「その時限りの用途向けの」を意味する形容詞的用法を確認しておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sporadic | 散発的・不規則に途切れ途切れ起こるというイメージが強く、occasional より間隔の不規則さと予測不能さが際立つ。 |
| intermittent | 「断続的な」=一定のリズムで止まったり再開したりする感覚。occasional よりも規則的な中断を示唆することが多い。 |
| infrequent | 単純に「頻度が低い」という意味で、occasional のような「特定の機会に」というニュアンスは薄い。 |
対義語: constant、frequent、regular
7コロケーション
- occasional visit(たまの訪問)
- occasional table(補助テーブル)
- occasional rainfall(時折の降雨)
8確認テスト
“She works from home most days but makes an occasional trip to the office.”
① 彼女はほとんど在宅勤務だが、オフィスへの出張を一度だけしたことがある。
② 彼女はほとんど在宅勤務だが、たまにオフィスへ出向くこともある。
③ 彼女はほとんど在宅勤務だが、オフィスへ定期的に出張している。
④ 彼女はほとんど在宅勤務だが、臨時の出張担当としてオフィスに勤務している。
②。occasionalのコアイメージは「常時ではなく特定の機会にだけ起きる」こと。「毎日ではないが不規則に繰り返す」ニュアンスなので、①の「一度だけ」は稀少性が強すぎ、③の「定期的に」は頻度が高すぎる。④は「臨時担当」という解釈で、文脈上不自然。②の「たまに」が最もコアイメージに忠実な訳となる。
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