shadow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
shadowのコアイメージは「光が何かに遮られることで生じる暗い領域・形」です。物理的な「影」から出発し、そこから「実体のぼんやりした写し」「幻・残像」「実体の後ろに付きまとうもの」といった意味が派生します。「姿」は、実体そのものではなくその暗い輪郭として捉えることで理解できます。「前兆」は、何か大きな出来事が近づく前に漂う「暗い気配」のイメージです。また動詞では「影のようにつきまとう・尾行する」という意味も生まれます。つまりshadowには常に「実体ではなく、その暗い痕跡・投影」というニュアンスが根底にあります。
2意味一覧
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名
(光が遮られてできる)影
光が物体によって遮られた結果生じる暗い領域。コアイメージそのものの最も直接的な意味。 -
名
(ぼんやりした)姿・形・面影
実体そのものではなく、暗くぼんやりした輪郭として映る「残像」のイメージから。 -
名
幻・幻影
影は実体を持たない「偽の像」。実在しないのに見えるもの、という虚ろなイメージから。 -
名
(不吉な)前兆・気配
嵐の前に空が暗くなるように、悪いことが来る前に漂う「暗い影」がそのまま比喩的に前兆を意味する。 -
動
(人を)尾行する・付きまとう
影がいつも実体の後ろにぴったりついてくるイメージから。刑事などが対象者を密かに追う意味で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
shadowとshadeは混同されやすい。shadeは「日陰・木陰」のように人が意図的に使う心地よい陰を指すのに対し、shadowは物体の形が投影された「影法師」のイメージが強い。「木陰で休む」はrest in the shadeであり、in the shadowとは言わない。
「a shadow of doubt(疑いの影)」のように、shadowは「わずかな〜」という意味の形容詞的用法でも使われる。without a shadow of doubtで「全く疑いなく」という頻出表現になるので覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| shade | 木陰や建物の影など「人が涼を取れる快適な日陰」に使われる。形のある輪郭を持つshadowと異なり、広い涼しい暗さのイメージ。 |
| silhouette | 光を背にして浮かび上がる「黒い輪郭・シルエット」。shadowより形の輪郭が明確で、芸術的・視覚的なニュアンスが強い。 |
| ghost | 「幻・亡霊」の意味ではshadowに近いが、ghostは死者や霊的存在のニュアンスが強く、shadowは生きている人の残像感・消えゆく存在感を示す。 |
対義語: light、sunshine、substance(実体)
6派生語・関連語
-
shadowy
形
影のような、ぼんやりした、不明瞭な -
overshadow
動
(他より)目立つ、影を落とす、暗くする -
foreshadow
動
(後の出来事を)予示する、前兆となる
7コロケーション
- cast a shadow(影を落とす・暗い影を投げかける)
- live in someone’s shadow(誰かの影に隠れて生きる)
- without a shadow of doubt(全く疑いなく)
8確認テスト
“The scandal cast a long shadow over his political career.”
① 長い影が彼の政治家生命に差し込んだ
② そのスキャンダルは彼の政治的キャリアに暗い影を落とした
③ 影法師が彼の政治活動を映し出した
④ スキャンダルが彼の政治的姿を長く映した
② が正解。cast a shadowは「影を落とす」という慣用句で、「暗い影響・気配を与える」という意味。shadowのコアイメージ「光を遮る暗い存在」が比喩的に転じ、「悪い影響・暗い気配」を指す。①③④は直訳的すぎて文脈に合わない。
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