metal
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
「metal」のコアイメージは「鉱石から取り出された、硬くて光沢のある素材」である。鉄・銅・金・銀など、鉱物から精錬された固体物質全般を指す。日本語の「金属」とほぼ一致するが、英語の「metal」は物質の性質(硬さ・導電性・光沢)を前景化しており、素材としての質感が中心にある。そこから転じて、音楽ジャンルの「ヘビーメタル(heavy metal)」のように「硬く激しい」という比喩的ニュアンス、さらに古風な用法では「(精神的な)素質・気骨」という意味にも広がる。
2意味一覧
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名
金属(鉄・銅・金など鉱物由来の硬質素材)
鉱石から精錬された硬く光沢のある素材というコアイメージがそのまま現れた、最も基本的な意味。 -
名
(音楽ジャンルとして)ヘビーメタル
金属の「硬さ・強さ」から比喩的に転用され、激しく重厚なロック音楽を指すようになった用法。 -
名
(古風・文語)気骨・素質・根性
金属の「堅牢さ・不屈さ」のイメージが人の内面の強さや本質的な資質を表すのに使われた。現代では「mettle」という別綴りが一般的。 -
形
金属製の・金属でできた
素材としての「金属」というコアイメージがそのまま形容詞的に転用される用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「metal」と「medal(メダル・勲章)」は発音が非常に似ており混同しやすい。「medal」は /médl/ で、スポーツや授賞式の「メダル」を指す。スペルと意味を区別して覚えておくこと。
「気骨・素質」の意味では現代英語では「mettle」という別スペルが標準的。「test one’s mettle(度胸を試す)」のように使われるため、「metal」と「mettle」の使い分けに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mineral | 「mineral」は金属に限らず岩塩・石灰石など無機物全般を指す広い語。「metal」は精錬・加工できる金属素材に絞られる。 |
| alloy | 「alloy」は2種類以上の金属を混合した「合金」に限定。真鍮やステンレスなど具体的な混合素材を指す点で「metal」より狭い。 |
| ore | 「ore」は精錬前の「鉱石・鉱石状の金属」を指し、採掘・製錬の文脈で使われる。「metal」は精錬後の完成素材に近いニュアンス。 |
対義語: wood(木材)、plastic(プラスチック)、ceramic(陶磁器)
6派生語・関連語
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metallic
形
金属(性)の・金属光沢のある・金属的な -
metalwork
名
金属細工・金属加工(技術) -
metallurgy
名
冶金学(金属の採取・加工を研究する学問) -
metallic
名
金属性塗料・メタリックカラー
7コロケーション
- precious metal(貴金属)
- heavy metal(重金属/ヘビーメタル音楽)
- metal detector(金属探知機)
8確認テスト
“The bridge collapsed because the metal had corroded over decades.”
①その橋は、金属が何十年もかけて腐食したため崩落した。
②その橋は、鉱山が何十年もかけて閉鎖されたため崩落した。
③その橋は、音楽が何十年もかけて変化したため崩落した。
④その橋は、素質が何十年もかけて失われたため崩落した。
①が正解。「metal」は橋の構造材料としての「金属(鉄・鋼鉄)」を指している。「corrode(腐食する・錆びる)」という動詞と組み合わさることで、金属の劣化というコアイメージが自然に引き出されている。②③④はそれぞれ「mine(鉱山)」「music(音楽)」「mettle(素質)」などと混同した誤訳。
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