temptation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
temptationのコアイメージは「望ましくないと分かっていながらも、強く心を引き寄せられる力」である。ラテン語のtemptare(試す・引き寄せる)に由来し、動詞temptから派生した名詞だ。単なる「欲求」や「欲望」とは異なり、理性や道徳に反するにもかかわらず引き寄せられてしまうという「葛藤の構造」がこの語の核心にある。禁じられたものや危険なものへの誘引力、そしてそれに負けるかどうかという内面的な試練のニュアンスを常に帯びている。「誘惑」という日本語訳は定番だが、文脈によっては「衝動」「魅力」「そそられる気持ち」と訳した方が自然な場合もある。
2意味一覧
-
名詞
誘惑(理性に反する引力)
心を強く引き寄せる力そのものを指す最も基本的な用法。抵抗すべき対象でありながら逃れにくい、というコアイメージを直接表す。 -
名詞
〜したいという衝動・欲求
「temptation to do(〜したくてたまらない気持ち)」の形で、誘惑の対象よりも内側に生じる衝動そのものを指す。「試される」感覚が衝動という意味にもつながる。 -
名詞
心を惹きつけるもの・魅力的なもの
「A temptation(ひとつの誘惑物)」のように可算名詞で使われる場合、引き寄せる力の源となる具体的な対象・モノを指す。コアの「引き寄せる力」が物化したイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
temptationは単なる「欲しい」という気持ちではなく、「本来は控えるべき・抵抗すべき」という葛藤のニュアンスが必ず含まれる。普通の欲求にはdesireやwishを使い、temptationは道徳的・理性的に引き留める力との摩擦がある状況に限定すること。
動詞形temptと混同しないよう注意。「tempt A to do」で「AをそそのかしてBさせる」という他動詞の構造になる。temptationはその名詞形で、動作でなく「引力・衝動という状態」を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| allure | 魅力や美しさそのものに引き寄せられる感覚で、道徳的葛藤よりも「魅惑的な輝き」に焦点がある。temptationほど「抵抗すべき」感は強くない。 |
| lure | 罠や策略によって意図的に引き寄せるニュアンスが強く、外部からの操作・欺きの意味合いを含む。temptationは内心から湧き起こる感覚。 |
| enticement | 報酬や甘い言葉で人を引き寄せる行為・手段を指す。やや意図的・外部的なニュアンスで、temptationより具体的な「釣り針」のイメージ。 |
対義語: resistance(抵抗)、restraint(自制)
6派生語・関連語
-
tempt
動詞
〜を誘惑する、そそのかす
-
tempting
形容詞
誘惑的な、そそられる、魅力的な -
tempter
名詞
誘惑する人・もの(特に悪魔のこと)
7コロケーション
- resist temptation(誘惑に抵抗する)
- give in to temptation(誘惑に負ける)
- temptation to do(〜したいという衝動)
8確認テスト
“After two weeks on a diet, she finally gave in to the temptation of eating a whole pizza.”
① 彼女はピザを一枚食べることへの義務に従った
② 彼女はピザを一枚食べることへの誘惑に負けた
③ 彼女はピザを一枚食べることを強制された
④ 彼女はピザを一枚食べるという目標を達成した
② 「give in to temptation」は「誘惑に負ける」という意味の定番コロケーション。ダイエット中(=本来は控えるべき状況)にもかかわらず引き寄せられてしまったというコアイメージ—「抵抗すべき引力に屈する」—が正確に表れている。①・③は外部からの強制、④は葛藤なき達成であり、いずれも「葛藤・抵抗」というtemptationの核心を欠く。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。