chin
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
「chin」のコアイメージは「顔の中で最も下に突き出た部分」です。解剖学的には下顎の前面・先端部にあたり、顔の「底」とも言えます。このイメージから、名詞として「あご(の先端部分)」を指すほか、動詞では「あごを引っかけて体を引き上げる」動作(懸垂)を表します。また「keep one’s chin up(あごを上げたままにする=くじけるな)」のように、あごの位置が感情・態度と結びつく慣用表現も多く生まれています。日本語の「あご」は下顎全体を指すことが多いですが、英語の「chin」は下顎の前面・先端部に特定されるため、「jaw(顎骨・咀嚼に関わる部分)」とは使い分けが必要です。
2意味一覧
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名詞
あご(下顎の先端・前面部分)
顔の最下端に突き出た部分がコアイメージそのものであり、身体部位として最も基本的な用法です。 -
動詞
(鉄棒などに)あごを引っかけて体を引き上げる;懸垂をする
「あごが鉄棒のラインに達するまで体を引き上げる」動作であり、「chin the bar」のように使います。あごが基準点となるイメージから派生した用法です。
3例文
4よくある間違い・注意点
「chin」と「jaw」は混同しやすいが、「chin」は下顎の前面・先端の皮膚・骨の出っ張り部分、「jaw」は顎全体の骨格や咀嚼の動き(「jaw movement」など)を指す。「Relax your jaw(顎の力を抜いて)」を「chin」で代用することはできない。
日本語の「あご」は上顎・下顎まとめて使うことがあるが、「chin」は基本的に下顎の先端のみ。上顎の先端は「chin」とは呼ばない点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| jaw | 顎骨全体・咀嚼に関わる動く部分を指す。「chin」が外見的な先端部であるのに対し、「jaw」は骨格・動作寄りのニュアンス。 |
| mandible | 解剖学・医学用語で「下顎骨」を指す正式名称。日常会話では使わない。 |
対義語: forehead、crown
6派生語・関連語
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double chin
名詞(句)
二重あご -
chin-up
名詞
懸垂(鉄棒であごをバーの高さまで引き上げる運動) -
chinless
形容詞
あごが引っ込んだ;(比喩的に)意志薄弱な、優柔不断な
7コロケーション
- keep one’s chin up(くじけない、元気を出す)
- stroke one’s chin(あごをなでる=考え込む)
- take it on the chin(真正面からダメージを受ける、耐え忍ぶ)
8確認テスト
“After losing the match, she took it on the chin and congratulated her opponent with a smile.”
① 彼女はあごを打って試合中に怪我をした
② 彼女は負けを潔く受け入れ、笑顔で相手をたたえた
③ 彼女はあごを下げて悔しさをあらわにした
④ 彼女はあごを上げて勝ち誇った表情を見せた
② が正解。「take it on the chin」は「(打撃を)あごに食らう=真正面から受け止める」というコアイメージから、「(困難・敗北などを)潔く受け入れ、くじけずに耐える」という慣用表現になっています。身体的な怪我の話ではなく、精神的な強さを表す慣用句です。
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