example
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
exampleの語源はラテン語の「eximere(取り出す)」にあります。多数の中から「取り出して見せる」という行為がこの単語の根底にあります。抽象的な概念や集合の中から、具体的な一つを「取り出して提示する」ことで、相手の理解を助けたり、行動の指針を示したりする——それがexampleのコアイメージです。「例」として取り出せば理解を助けるもの、「模範」として取り出せば見習うべきもの、「見せしめ」として取り出せば警告のためのものになります。どの訳語であっても、「何かの集合の中から、目的をもって取り出されたもの」という共通のイメージがあります。
2意味一覧
-
名詞
例・実例
抽象的な概念や規則の集合の中から、理解を助けるために「取り出して見せる」具体的なもの。「例えばこれです」と示す行為そのもの。 -
名詞
模範・手本
数ある行動や人物の中から、「こうあるべき」という基準として「取り出して見せる」もの。見習う対象として提示されたもの。 -
名詞
見せしめ・戒め
警告や抑止のために、あえて「取り出して人々に示す」こと。主に make an example of … という形で使われる。 -
名詞
(数学・問題集などの)例題・設問
学習すべき概念や技術を「取り出して示した」練習問題。教科書でよく見られる用法だが意外と見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「例」を日本語から発想して instance や case と混同しがち。instance は「まさにこれがそのケースだ」という個別事例の強調、case は「ある状況・案件」という文脈で使われることが多い。exampleは「理解や説明のために取り出して示すもの」という意図が含まれる点が特徴。
for example と for instance はほぼ同義だが、for example の方が書き言葉・口語ともに汎用的。また例文後に e.g. と略されることもあるが、これは「exempli gratia(例として)」のラテン語略で、example と同語源。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| instance | 「まさにこれがその例だ」という個別事例の具体性を強調するニュアンス。for instance の形でよく使われる。exampleより少し「証拠」に近い感覚。 |
| illustration | 概念を「絵のように分かりやすく示す」ための例。抽象を視覚化するイメージが強く、説明・比喩的な用途に向く。 |
| model | 「手本・模型」として見習うべき形そのものを指す。exampleの「模範」の意味と近いが、modelはより具体的な構造や形式を伴うことが多い。 |
| case | 「ある状況・事案」という文脈重視のニュアンス。必ずしも「示す」ための意図がなく、単に「起きた事例」を指すことが多い。 |
対義語: counterexample(反例)、exception(例外)
6派生語・関連語
-
exemplify
動詞
〜を例示する、典型を示す -
exemplary
形容詞
模範的な、見せしめとしての -
exemplar
名詞
模範・典型・手本となる人・物
7コロケーション
- set an example(模範を示す)
- for example(例えば)
- make an example of …(〜を見せしめにする)
8確認テスト
“The teacher made an example of the student who cheated on the exam.”
① 彼女は試験でカンニングした生徒を例に挙げた。
② 先生は試験でカンニングした生徒を見せしめにした。
③ 先生は試験でカンニングした生徒を模範とした。
④ 先生は試験でカンニングした生徒に例題を与えた。
正解:②
「make an example of ~」は「〜を見せしめにする」という慣用表現。他の生徒への警告として「その生徒を取り出して見せる」というコアイメージが「見せしめ」に結びつく。①は「give an example」の訳、③は意味が逆(悪い行動を模範にはしない)、④は文脈に合わない。
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