finish
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
finishの語源はラテン語のfinis(「終わり・境界線」)。コアイメージは「ある物事の端・ゴールに到達し、すき間なく完結させる」こと。単に「やめる」のではなく、「最後まで行き着く」という充足感・完遂感がある。そのため「食べ終える」「飲み干す」「仕上げる」のように、対象を残りなくやり切るニュアンスが強く出る。名詞では「仕上げ・表面の艶」という意味にもなるが、これも「最後の完成の一手」というコアイメージと直結している。スポーツで「フィニッシュライン」と言えば、まさに到達点そのものを指す。
2意味一覧
-
動詞
〜を終える・やり遂げる・完了する
作業や行動の「端・ゴール」まで到達するイメージ。途中でやめるのではなく、最後まで行き切ることを強調する。 -
動詞
〜を食べ尽くす・飲み干す・使い切る
食べ物や飲み物など「残りなく消費しきる」のも、対象の端まで到達するコアイメージそのもの。 -
動詞(自動詞)
(物事・イベントが)終わる・終結する
他動詞だけでなく自動詞としても使い、物事そのものが終点に達するさまを表す。 -
名詞
仕上がり・艶・表面加工
「最後の完成の一手」というコアイメージから、モノが最終的に持つ表面の状態や艶を指す。 -
名詞
ゴール・終盤(レースや競技の)
到達点そのものを名詞化したもの。「フィニッシュライン」などのスポーツ用語がこれに当たる。
3例文
4よくある間違い・注意点
finish + doing(動名詞)が正しい形で、finish + to do は誤り。「finish to eat」とは言えず、「finish eating」が正しい。stop / remember / forgetなどの動詞と混同しやすいので注意。
「終わる」という意味でendとほぼ同じに見えるが、finishは「やり切った・完結した」という充実感・完遂感を含む。endは「単に終点に達した」という中立的なニュアンスが強く、ネガティブな終わりにも使える(例:The war ended.)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| end | 単に「終点に達する」という中立的な語。良い終わりにも悪い終わりにも使え、finishほど「やり切った」という完遂感はない。 |
| complete | 「すべての要素を満たして完成させる」という意味合いが強く、より書き言葉・フォーマルな場面で使われる。finishより計画・課題の達成感が強調される。 |
| conclude | 会議・スピーチ・議論などを「締めくくる」際に使うフォーマルな語。finishより改まった場面向き。 |
対義語: start、begin
6派生語・関連語
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finished
形容詞
終わった・完成した;(口語)もう終わりだ、だめだ -
finishing
形容詞・名詞
最後の・仕上げの(finishing touch:最後の仕上げ) -
finish line
名詞(複合語)
ゴールライン・終点 -
unfinished
形容詞
未完成の・仕上がっていない
7コロケーション
- finish + doing(finish reading a book:本を読み終える)
- a close finish(接戦のゴール・僅差の結末)
- finishing touch(最後の仕上げ・ひと手間)
8確認テスト
“She finally finished the last piece of cake.”
①ケーキの最後のひと切れを作り終えた
②ケーキの最後のひと切れを食べ尽くした
③ケーキの最後のひと切れを諦めた
④ケーキの最後のひと切れを取り分けた
②が正解。finishには「対象を残りなく使い切る・食べ尽くす」というコアイメージがある。「the last piece」(最後のひと切れ)という語句と組み合わさることで、「残さず食べ尽くした」という完遂・完食のニュアンスが明確になる。①のように「作る」という意味にはならず、③④はコアイメージとまったく無関係。
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