spite
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
spiteのコアイメージは「意地悪・悪意・恨み」という感情から生まれる力です。誰かを傷つけたい、邪魔したいという負の感情が根底にあります。名詞としては「悪意・意地悪」を意味し、動詞としては「〜を困らせる・意地悪をする」を意味します。そしてよく知られる前置詞句 in spite of は「〜の邪魔立てにもかかわらず」というイメージで、何かが「立ちはだかっていても乗り越えた」というニュアンスを持ちます。単なる「逆接」ではなく、障害や反発を押し切るという意志・力強さが感じられる表現です。このコアイメージを掴むと、spite が持つ様々な用法を自然に理解できます。
2意味一覧
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名
(in spite of 〜で)〜にもかかわらず
「悪意・邪魔立て」があっても押し切るというコアから、「障害を超えて」→「〜にもかかわらず」という逆接の前置詞句が生まれた。 -
名
悪意・意地悪・恨み
spiteそのものの本来の意味。誰かを傷つけたい・邪魔したいという負の感情を指す。out of spite(意地悪で)という形でよく使われる。 -
動
〜を意地悪に困らせる・〜に意地悪をする
「悪意・恨み」を行動に移す動作として「〜を困らせる」という動詞用法が生まれた。
3例文
4よくある間違い・注意点
in spite of は despite とほぼ同義だが、spite 単体には「悪意・意地悪」という名詞・動詞の用法があることを見落としがち。熟語としてしか覚えていないと、spite が単独で使われた文を理解できなくなる。
despite は前置詞1語なのに対し、in spite of は3語の前置詞句。「despite of」という誤用が頻出するので注意。despite の後ろに of は不要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| despite | in spite of とほぼ同義の前置詞で、文法的に前置詞1語分スマートな形。spite のような「悪意」という名詞・動詞の用法はない。 |
| malice | 「悪意・敵意」という意味でspiteと重なるが、maliceはより法的・道徳的な文脈で用いられ、意図的に害を与えようとする冷徹な悪意を指す。spite はより感情的・個人的な恨みのニュアンスが強い。 |
| grudge | 「恨み・遺恨」。spiteと近いが、grudgeは過去の出来事から生まれた長期的な恨みや不満を指す。bear a grudge(恨みを持ち続ける)のように継続性が強調される。 |
対義語: goodwill、benevolence
6派生語・関連語
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spiteful
形
意地悪な・悪意のある -
spitefully
副
意地悪に・悪意を持って -
spitefulness
名
意地悪・悪意(の性質)
7コロケーション
- in spite of 〜(〜にもかかわらず)
- out of spite(悪意から・意地悪で)
- do A to spite B(Bを困らせるためにAをする)
8確認テスト
“He quit the team out of spite after the coach criticized him publicly.”
① チームを愛しているがゆえに
② 意地悪心から・腹いせに
③ 恥ずかしさのあまり
④ 仕方なく・やむを得ず
正解は②。out of spite は「悪意から・腹いせに」という意味。コーチに公衆の前で批判されたことへの怒りや恨みから、意地になってチームを辞めたという文脈。spite のコアイメージ「意地悪・恨み」が out of と結びついた重要表現。
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