wrong
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
wrongのコアイメージは「正しいあり方・基準・期待からズレている」こと。正解・正道・正常という基準線があって、そこから外れている状態を幅広く表す。「間違った答え」も「悪い行い」も「故障した機械」も「不適切な選択」も、すべて「本来あるべき状態からズレている」という一点でつながっている。また「I was wrong about her(彼女のことを見誤っていた)」のように、自分の認識や判断がズレていた場合にも使う。rightの反対語であり、rightが「まっすぐ・正しい方向」を意味するのに対し、wrongはその真逆の「曲がっている・ズレている」感覚を持つ。
2意味一覧
-
形容詞
間違った、誤った
正しい答えや事実という基準からズレている状態。認識・情報・判断がその基準線を外れていることを示す。 -
形容詞
悪い、道徳的に許されない
倫理・道徳という基準線からズレている状態。社会的・道義的に「あるべき姿」から外れた行為を指す。 -
形容詞
不適切な、ふさわしくない
その場・目的にとって最適な選択という基準からズレている状態。タイミングや選択が「合っていない」ことを表す。 -
形容詞
故障した、具合が悪い
正常に機能するという本来の状態からズレている状態。「Something is wrong with ~(〜がおかしい)」の形でよく使われる。 -
副詞
間違って、誤った方向に
「go wrong(うまくいかない・道を誤る)」のように、ズレた方向へ進んでいくさまを動的に表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「wrong」と「bad」を混同しやすいが、wrongは「基準・正解からのズレ」、badは「質や性質が劣っている」というニュアンス。「間違った答え」はa wrong answer(正解からズレている)であり、a bad answerとは言わない。
副詞用法を見落としがち。「Don’t get me wrong.(誤解しないで)」「Everything went wrong.(全部うまくいかなかった)」など、動詞と組み合わせた表現は頻出なので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| incorrect | 事実・正解との不一致に限定した客観的・フォーマルな語。感情的・道徳的なズレには使いにくい。 |
| mistaken | 誤解・誤認という認識のズレに特化。「You are mistaken.」のように人の判断の誤りを指すが、wrongより婉曲な響きがある。 |
| improper | 社会的マナーや礼儀という基準からのズレに特化。wrongより改まった語で、道徳的な悪さよりも「不作法・不適切」のニュアンスが強い。 |
| faulty | 設計・構造上の欠陥・欠点からのズレを指す。物や論理の「欠陥」に使い、人の判断や行動には使いにくい。 |
対義語: right、correct
6派生語・関連語
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wrongly
副詞
誤って、不当に -
wrongful
形容詞
不当な、不法な(主に法律・権利の文脈で) -
wrongdoing
名詞
不正行為、悪事
7コロケーション
- go wrong(うまくいかない、故障する)
- get ~ wrong(〜を誤解する、間違える)
- something is wrong with ~(〜がおかしい、具合が悪い)
8確認テスト
“Don’t get me wrong — I love this city, but the traffic is unbearable.”
① 私を間違えないで——この街は好きだけど、交通渋滞は耐えられない。
② 誤解しないで——この街は好きだけど、交通渋滞は耐えられないくらいひどい。
③ 私のことを悪く思わないで——この街が嫌いというわけではないが、渋滞はひどい。
④ 私の言い方が悪かった——この街は好きだが、交通機関に問題がある。
正解は②。「get ~ wrong」は「〜を誤解する」という意味のコロケーション。「Don’t get me wrong」は「私のことを誤解しないで」=「私の言いたいことを曲解しないで」というニュアンス。①は直訳すぎて不自然。③は「悪く思わないで」と意訳しすぎており、ニュアンスがズレる。④は全く別の解釈。wrongの「認識が基準からズレる」というコアイメージが「誤解する」という訳に結びつく典型例。
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