envy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
envyのコアイメージは「他者が持っているものを自分も欲しいと強く望む感情」です。単なる「うらやましい」という軽い気持ちではなく、相手の持つ能力・地位・財産・幸運などを見て、自分がそれを持っていないことへの不満や苦しみを伴う感情です。ラテン語の’invidere’(じっと見つめる)が語源で、「相手のものを目で追い続ける」イメージが根底にあります。動詞としては「〜をうらやむ」「〜をねたむ」、名詞としては「ねたみ・うらやみ」という形で使われ、キリスト教の七つの大罪にも数えられる感情として英語文化圏では強いネガティブな含意を持つことがあります。
2意味一覧
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動
〜をうらやましいと思う、ねたむ
他者の持つものを「自分も欲しい」と目で追い続けるコアイメージから、相手への羨望・嫉妬の感情を表す。 -
動
(人)の〜をうらやましいと思う【envy + 人 + 物の形】
「誰かが持っているもの」を欲しがるコアイメージから、envy someone their successのように「人・そのものの両方を目的語に取る」二重目的語構文が成り立つ。 -
名
ねたみ、羨望、うらやましさ
他者のものを欲しがる感情そのものを名詞化したもの。out of envy(ねたみから)のように原因・動機を表す表現でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
envyとjealousyはよく混同されますが、envyは「自分が持っていないものを欲しがる(二者間)」感情、jealousyは「自分が持っているものを他者に奪われることを恐れる(三者間)」感情です。例えば恋人が浮気したときに感じるのはjealousy(嫉妬)であり、envyではありません。
二重目的語構文「envy + 人 + 物」(I envy him his luck.)は日本人には見慣れない形ですが、大学入試でも問われる重要構文です。「彼のことがうらやましい/彼の幸運がうらやましい」の両方の意味を一文で表せます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| jealousy | 自分がすでに持つものを失う恐れや、第三者の介入への不安から生まれる感情(三者関係)。envyは「欲しい」、jealousyは「奪われたくない」がコアの違い。 |
| covet | 他者のものを強く欲しがるという点は共通だが、covetはより「不当に・禁じられた欲望」のニュアンスが強く、聖書的・道徳的な文脈でよく使われる。 |
| begrudge | 他者の幸福や成功に対して「不満・恨み」を感じる気持ち。envyより「相手に持たせたくない」という敵意が前面に出る。 |
対義語: admire、be content with
6派生語・関連語
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enviable
形
うらやましい、羨望を買うような(an enviable position「うらやましい立場」) -
envious
形
ねたんでいる、うらやんでいる(be envious of〜「〜をうらやましく思っている」)
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enviously
副
うらやましそうに、ねたんで
7コロケーション
- be filled with envy(ねたみでいっぱいになる)
- out of envy(ねたみから、うらやみゆえに)
- the envy of〜(〜がうらやむもの・存在)
8確認テスト
“Her fluent French was the envy of her classmates.”
①彼女の流暢なフランス語はクラスメートを嫉妬させた。
②彼女の流暢なフランス語はクラスメートの羨望の的だった。
③彼女の流暢なフランス語はクラスメートに嫌われていた。
④彼女の流暢なフランス語はクラスメートには理解できなかった。
②
「the envy of〜」は「〜が皆うらやむもの」という意味の定番表現。the envyと定冠詞+名詞の形で「羨望の的」という意味になる。①は意味は近いが日本語として不自然で、envyの名詞コアイメージ(感情そのもの)を活かした②が最も正確。③④はコアイメージとかけ離れている。
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