trivial
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
trivialの語源はラテン語の「trivium(三叉路)」。古代ローマで三叉路は誰もが通り過ぎるだけの場所であり、そこには取るに足らない噂話や雑多なものが溢れていた。つまりtrivialの核心は「重要性・価値がほとんどない」という感覚だ。「ささいな」「くだらない」という日本語訳はこの感覚を捉えているが、単に小さいのではなく、「わざわざ注目するまでもない」「真剣に扱うには値しない」というニュアンスが含まれる。数学や哲学では「自明な・自明すぎて議論の必要がない」という専門的な意味でも使われ、これもコアイメージと一貫している。
2意味一覧
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形容詞
ささいな、つまらない、取るに足らない
三叉路に転がる塵のように、注目するに値しないほど価値が小さいことを表す。日常の文脈で最も頻繁に使われる意味。 -
形容詞
(数学・論理学で)自明な、自明すぎる
「誰もが通り過ぎるほど当たり前」というコアイメージが転じ、専門的な文脈では「議論するまでもなく明らかな」という意味になる。大学入試の長文でも登場しうる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「trivial=小さい・細かい」と覚えると、small/minorと混同しやすい。trivialは単なる「小ささ」ではなく「注目・労力を割く価値がない」という価値判断を含むニュアンスが重要。smallは客観的なサイズや量、trivialは主観的な重要度の低さを表す。
数学・科学系の英文長文で「trivial solution(自明な解)」のように使われることがあるが、日常の「ささいな」と同じ単語だと気づかず意味を取り違えるケースがある。文脈を見て柔軟に解釈すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| minor | minorは「主要ではない・副次的な」という相対的な位置づけを表し、trivialほど「価値がない」という強い軽視のニュアンスはない。a minor problemは対処が必要だが、a trivial problemはほぼ無視してよいレベル。 |
| insignificant | insignificantは「重要性・影響力がない」という点でtrivialに近いが、より客観的・中立的。trivialには「わざわざ取り上げるのも馬鹿馬鹿しい」という話者の軽視の態度が滲みやすい。 |
| petty | pettyは「心が狭い・器が小さい」というネガティブな人間性の評価を含むことが多い。trivialは物事の価値の低さに焦点を当て、pettyは人の態度や動機の小ささを批判するニュアンスが強い。 |
対義語: significant、crucial、vital、substantial
6派生語・関連語
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trivially
副詞
ささいに、取るに足らないほど、自明なほど -
triviality
名詞
些細なこと、くだらないこと、取るに足らない事柄 -
trivialize
動詞
〜を些細なこととして扱う、軽視する、矮小化する
7コロケーション
- trivial matter(些細な事柄)
- trivial pursuit(くだらない追求・些末な追いかけっこ)
- trivialize a problem(問題を矮小化する)
8確認テスト
The media was criticized for trivializing the serious issue of climate change.
① メディアは気候変動という深刻な問題を些細なことのように扱ったとして批判された。
② メディアは気候変動という深刻な問題を難しく扱ったとして批判された。
③ メディアは気候変動という深刻な問題を誇張したとして批判された。
④ メディアは気候変動という深刻な問題を隠蔽したとして批判された。
①が正解。trivializeは「〜を取るに足らないこととして扱う・矮小化する」という意味。「注目・労力を割く価値がない」というtrivialのコアイメージが動詞化したもの。深刻な問題を軽く見せて報道したことへの批判という文脈に最も合致する。
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