valid
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
validのラテン語語源はvalidus(強い・力のある)。転じて「強固な根拠・裏付けをもって成立している」というイメージがコアにある。法的・論理的・時間的にそれぞれの基準を満たして「通用する」状態を指す。クレジットカードが「有効」なのは期限という基準を満たしているから、議論が「妥当」なのは論理という基準を満たしているから、チケットが「有効」なのは条件という基準を満たしているから——どの訳語も「裏付けがあって通用する」という一点でつながっている。単なる主観的な正しさではなく、客観的な基準に照らして認められるという点が本質。
2意味一覧
-
形
有効な(期限・条件を満たして使える)
期限や規則という客観的基準を満たして「通用する」状態。チケット・パスポート・契約など制度的な文脈で使われる。 -
形
妥当な・正当な(論理・根拠に基づいている)
論理や事実という基準に照らして「通用する」状態。議論・理由・主張などが根拠をもって成立していることを指す。 -
形
確実な・信頼できる(正式に認められた)
権威や制度という基準に認められて「通用する」状態。IDや証明書など公式な認証が必要な文脈で使われる。 -
形
(統計・研究で)信頼性のある・妥当性のある
見落とされがちな意味。科学・調査の文脈で、測定方法や実験結果が「本当に測りたいものを正しく測れている」という意味で使われる学術的用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「valid = 有効な」とだけ覚えると、論理・議論の文脈で出てきたときに訳せなくなる。「根拠があって通用する」というコアイメージを押さえておけば、文脈ごとに「有効」「妥当」「正当」を自分で使い分けられる。
effectiveと混同しやすい。effectiveは「効果が出ている(=実際に機能している)」、validは「基準を満たして通用する(=認められる状態にある)」という違いがある。例えば a valid method(認められた方法)と an effective method(効果的な方法)は似ているようで指しているポイントが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| legitimate | 法律・規則・慣習によって「正式に認められている」ことに焦点。validより制度的・法的な色合いが強い。 |
| sound | 論理・根拠が「しっかりしている・欠陥がない」ことに焦点。主に議論や判断の文脈で使われ、構造的な堅固さを強調する。 |
| justified | 行為や感情に「正当な理由がある」ことに焦点。validより主観的・感情的な文脈で使われることが多い。 |
| effective | 「実際に効果が出ている」ことに焦点。validは「通用する状態にある」という資格・適格性を指すのに対し、effectiveは現実の結果・機能を指す。 |
対義語: invalid、void、groundless
6派生語・関連語
-
validity
名
妥当性・有効性・正当性 -
validate
動
〜を有効にする・正当と認める・裏付ける -
validation
名
有効化・承認・裏付け -
invalid
形
無効な・根拠のない
7コロケーション
- valid reason(正当な理由)
- valid passport / ID(有効なパスポート/身分証明書)
- valid argument / point(妥当な議論/指摘)
8確認テスト
“The research team admitted that the criticism of their methodology was valid.”
① 有効な
② 妥当な
③ 合法的な
④ 確実な
② 妥当な。研究手法への批判が「論理的・学術的な根拠に基づいて通用する」という文脈なので、「妥当な」が最も自然。「有効な」は期限・条件の文脈、「合法的な」は法律的文脈に偏りすぎ、「確実な」はcertainに近いニュアンスで不自然。コアイメージ「根拠があって通用する」が論理の文脈で現れると「妥当」という訳語になる好例。
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