innovation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
innovationの語源はラテン語のinnovat-(新たに変える)で、in-(中に)+novus(新しい)から成り立っています。単に「新しいもの」を指すのではなく、「既存の枠組みや慣習を内側から刷新する変化のプロセスや結果」というのがコアイメージです。invention(発明)が「ゼロから何かを生み出す」のに対し、innovationは「すでにあるものをより良くする変革」に力点があります。そのため、「革新」「刷新」という訳が生まれる一方、具体的な文脈では「新機軸」「イノベーション」「技術革新」など幅広い日本語があてられます。変化そのものより、その変化がもたらすインパクトや動的なプロセスを含む点が特徴です。
2意味一覧
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名
革新、刷新(変化そのもの、または変化のプロセス)
既存の枠を内側から新しく変えるというコアイメージが、「革新・刷新」という動的なプロセスの意味に直結する。 -
名
新機軸、新しい取り組み・製品・方法(具体的な成果物)
変革のプロセスが生み出した「新しいもの・仕組み」そのものを指す用法で、可算名詞として「an innovation(ひとつの新機軸)」の形で使われることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
inventionと混同しやすい。inventionは「ゼロからの発明(電球の発明など)」であるのに対し、innovationは「既存のものをより良く変える革新(既存技術の組み合わせで新市場を切り開くなど)」。例えばスマートフォンはゼロから生まれたというより既存技術の革新的な組み合わせなのでinnovationと呼ばれる。
日本語の「イノベーション」はビジネス文脈で多用されるが、英語でも同様にビジネス・経営学文脈で頻出。ただし学術文脈では「新機軸」「革新的取り組み」と訳すと自然なことも多く、文脈に応じた訳語の選択が重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| invention | 「ゼロから何かを生み出す発明」。innovationが既存のものの刷新・変革を含むのに対し、inventionはまったく新しいものを最初に作り出すことに限定される。 |
| reform | 「制度・組織などを改革すること」。社会・政治・行政制度の見直しに使われることが多く、innovationのような技術的・事業的な変革ニュアンスは薄い。 |
| breakthrough | 「壁を突き破る大発見・大躍進」。困難を克服した劇的な前進に焦点を当て、innovationより突破口としての一回性・劇的さが強い。 |
対義語: stagnation(停滞)、tradition(伝統)、convention(慣習)
6派生語・関連語
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innovate
動
革新する、刷新する -
innovative
形
革新的な、先進的な
-
innovator
名
革新者、イノベーター -
novel
形
(語源を共有)目新しい、斬新な
7コロケーション
- technological innovation(技術革新)
- drive / foster innovation(革新を推進する/促進する)
- innovative approach(革新的なアプローチ)
8確認テスト
「The startup’s success came from its bold innovation in delivery systems, which completely changed how groceries reached customers.」
① 伝統的な手法
② 物流システムにおける革新的な取り組み
③ 配送システムの単純な改良
④ 食料品の新しい種類
②
「既存の配送の仕組みを内側から大きく変えた」というコアイメージが表れている。単なる「改良(improvement)」では変化のインパクトが弱く、「革新的な取り組み」がinnovationの「枠組みを刷新する変化」というニュアンスを最もよく表している。①③④はいずれもコアイメージからずれており不適切。
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