breakthrough
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
breakthroughは「break(破る)+through(突き抜ける)」が合わさった複合語。長い間立ちふさがっていた「壁」や「障壁」を一気に突き破り、向こう側へ抜け出す瞬間のイメージが根底にある。軍事用語として「防衛ラインを突破すること」が原義で、そこから転じて「長年解決できなかった問題・難題がついに打ち破られる瞬間」を指すようになった。科学の発見であれ、交渉の打開であれ、「それ以前とそれ以後では世界が変わる」という決定的な転換点の感覚がこの語の本質である。
2意味一覧
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名詞
(研究・技術などの)大発見、画期的進歩
長年の壁を突き破った瞬間=それまでとは次元の違う飛躍的進歩。科学・医療分野で最も頻繁に使われる。 -
名詞
(困難な状況・交渉などの)突破口、打開
行き詰まっていた状況という「壁」をついに突き破ること。外交交渉や問題解決の文脈でよく使われる。 -
名詞
(軍事)防衛ラインの突破
最も原義に近い用法。物理的な「壁=防衛線」を突き破るという文字通りの意味。 -
形容詞
画期的な、革新的な
名詞が形容詞的に使われる用法(a breakthrough technology など)。「壁を破るほどの」という意味合いが形容詞として転用される。
3例文
4よくある間違い・注意点
「breakthrough」は単なる「進歩・改善(improvement)」ではなく、長年の壁をついに突き破ったという決定的・劇的な転換を指す。小さな改良にはdiscovery や progress を使い、breakthroughは本当に次元が変わるほどの出来事に限定すると、ネイティブに自然に聞こえる。
make a breakthrough(突破口を開く)というコロケーションが最重要。「achieve」や「have」も使えるが、「do a breakthrough」は不自然なので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| discovery | 「発見」という行為そのものを指し、壁を破る劇的さは含まない。breakthroughほど困難な状況からの転換点という意味合いは薄い。 |
| advance | 前進・進歩という意味で、breakthroughより穏やか。段階的な改善にも使えるが、breakthroughは一気に飛躍する場面限定。 |
| innovation | 新しいアイデアや方法の導入に焦点。breakthroughが「壁を破る瞬間」なら、innovationは「新しいものを生み出すプロセス・成果」。 |
対義語: deadlock(行き詰まり)、stagnation(停滞)、setback(後退)
6派生語・関連語
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break through
動詞句
〜を突破する、突き抜ける
7コロケーション
- make a breakthrough(突破口を開く)
- a major / significant breakthrough(重大な突破)
- a breakthrough in 〜(〜における大発見・打開)
8確認テスト
“The peace talks had stalled for months, but yesterday’s meeting marked a real breakthrough.”
① 大発見
② 突破口
③ 発明
④ 解明
② 突破口。この文は平和交渉が何ヶ月も行き詰まっていた(stalled)という「壁」の状況があり、その壁をついに打ち破ったという文脈。科学的な発見ではなく交渉の打開なので「突破口」が最もコアイメージに合っている。①「大発見」は科学・研究文脈向き、③「発明」はinventionの訳語、④「解明」も研究文脈に限られる。
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