remote
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
remoteのコアイメージは「物理的・心理的・概念的に、手が届かないほど遠く隔たっている」こと。ラテン語の removere(遠ざける)が語源で、「re-(離れて)+ movere(動く)」から来ている。物理的な距離だけでなく、時間的な遠さ(remote past=遠い過去)、可能性の薄さ(a remote chance=可能性が薄い)、人間関係の希薄さ(remote attitude=よそよそしい態度)にも使われる。さらに現代では「remote work(遠隔勤務)」のように、物理的に離れた場所からの操作・接続という意味でも頻出。すべての用法の根底に「届かないほど隔たっている」イメージがある。
2意味一覧
-
形容詞
(場所が)遠い、辺境の
物理的に「手が届かないほど遠く離れた」場所というコアイメージが直接反映された最も基本的な意味。 -
形容詞
遠隔の、リモートの
物理的に離れた場所から操作・接続するという意味で、remote control(リモコン)やremote work(テレワーク)のように使われる。「距離を超えてつなぐ」文脈でのコアイメージの応用。 -
形容詞
(可能性・関係が)薄い、わずかな
「手が届くかどうか怪しいほど遠い」というイメージから、可能性や関連性が「ほとんど届かないくらい薄い」という意味に拡張される。 -
形容詞
(態度が)よそよそしい、無関心な
心理的に相手との距離が「手が届かないほど遠い」状態を表し、打ち解けない・冷淡な態度を描写する。 -
名詞
リモコン(remote control の略)
遠隔操作のためのデバイスとして日常会話でよく使われる略語形。口語的な用法として押さえておきたい。
3例文
4よくある間違い・注意点
「remote」を「far」の堅い言い方として物理的距離だけに使いがちだが、「a remote possibility(可能性が薄い)」「a remote connection(関係が薄い)」のように可能性・関連性の希薄さを表す用法も頻出。日本語のリモコン・リモートワークのイメージだけに引きずられないよう注意。
distant との混同に注意。distant は「客観的に離れた距離」を示すのに対し、remote は「人里から遠く隔絶されている」「手が届かないほど遠い」というニュアンスが強く、より孤立・隔離感が出る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| distant | 単純に「距離が離れている」という客観的な描写。remoteほど「孤立・隔絶」のニュアンスは強くない。 |
| isolated | 周囲から切り離されている状態を強調。remote が「遠い」ことに焦点を当てるのに対し、isolated は「孤立させられた結果」に焦点を当てる。 |
| slight | 「可能性・量がわずかである」という意味でのみ対応し、場所的な遠さには使えない。 |
対義語: nearby、close、accessible、likely
6派生語・関連語
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remotely
副詞
遠くから、わずかでも(not remotely:まったく〜ない) -
remoteness
名詞
遠さ、辺鄙さ、疎遠 -
remote control
名詞
遠隔操作、リモコン
7コロケーション
- remote area / village(辺鄙な地域・村)
- remote possibility / chance(わずかな可能性)
- remote work / working(リモートワーク、在宅勤務)
8確認テスト
I don’t see even a remote connection between these two events.
① 遠距離の
② わずかな
③ 遠隔操作の
④ 辺鄙な
② わずかな。「connection(つながり・関係)」という抽象名詞を修飾しているため、物理的距離ではなく関連性の「薄さ・希薄さ」を表している。コアイメージ「手が届かないほど遠く隔たっている」が抽象的な関係性に適用され、「ほとんどつながりがない=関係がわずか」という意味になる。「この二つの出来事の間には、わずかなつながりすら見えない」が自然な訳。
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