fragile
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
fragileのコアイメージは「わずかな外力や衝撃で容易に壊れたり崩れたりしてしまう状態」です。語源はラテン語のfrangere(壊す)で、breakableと似ていますが、fragileはより「もともと構造的・本質的に弱さを内包している」というニュアンスが強い点が特徴です。物理的なガラスや陶器だけでなく、人間の精神・健康・関係性・経済など、「一見成り立っているが、ちょっとしたことで崩壊しうる」状況全般に使えます。「壊れやすい」という訳が定番ですが、文脈によっては「もろい」「繊細な」「はかない」「不安定な」など様々な日本語に対応します。
2意味一覧
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形容詞
壊れやすい(物理的に)
ガラスや陶器のように、わずかな衝撃で砕けてしまう性質がコアイメージそのもの。「壊れ物注意」のラベルに使われる最も典型的な用法。 -
形容詞
もろい・脆弱な(構造・制度・関係など)
経済・平和・信頼関係など抽象的なものが「少しのきっかけで崩れうる状態」にある場合に使う。物理的な強度の低さが比喩的に拡張された用法。 -
形容詞
繊細な・か細い(人の体・精神・感情)
人が病気や疲弊で体力的に弱っている状態、あるいは精神的に傷つきやすい状態を指す。強い力が加わると崩れてしまうというコアイメージが人間に適用されたもの。 -
形容詞
はかない・つかの間の(状況・幸福など)
幸せや平静さが、何か一つのことで簡単に失われてしまうというコアイメージから、「長続きしない・はかない」という意味合いになる。
3例文
4よくある間違い・注意点
breakableと混同しやすいが、breakableは「割れる可能性がある」という単純な事実を指すのに対し、fragileは「本質的・構造的に弱さを内包している」というニュアンスが強い。ガラスはbreakableでもありfragileでもあるが、コンクリートはbreakableだがfragileとは言わない。
人物に使うとき、’She is fragile’ は「体や心が繊細・傷つきやすい」という意味だが、delicateと混同しないこと。delicateは「精巧さや繊細さ」を含意し、ネガティブなニュアンスが薄い場合もあるが、fragileは「弱さ・危うさ」のニュアンスが前面に出る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| breakable | 単に「割れる・壊れる可能性がある」という中立的な事実を指す。fragileのような「本質的な弱さを内包している」という深いニュアンスは薄い。 |
| delicate | 「精巧で繊細、扱いに注意が必要」という意味で、物・人両方に使えるが、fragileより「美しさ・精巧さ」のニュアンスを含み、必ずしも「弱さ」を強調しない。 |
| brittle | 硬いが衝撃に弱くパリッと砕けやすいというニュアンス。比喩的には「融通が利かず、ストレスに折れやすい性格」にも使う。fragileより「硬質でひび割れる」イメージ。 |
| vulnerable | 「傷つきやすい・攻撃・害を受けやすい」という意味。fragileが「構造的な弱さ」なら、vulnerableは「外部からの脅威に対する無防備さ」を強調する。 |
対義語: sturdy、robust、durable、resilient
6派生語・関連語
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fragility
名詞
もろさ・脆弱性・はかなさ -
fragilely
副詞
もろく・か細く・壊れやすい様子で
7コロケーション
- fragile economy(脆弱な経済)
- fragile peace(もろい平和)
- fragile health(か弱い健康状態)
8確認テスト
“The peace between the two nations remains fragile, and any misstep could reignite the conflict.”
①壊れた
②もろい
③はかない
④繊細な
②もろい。平和という抽象的なものが「一つのミスで崩れうる状態にある」というfragileのコアイメージが表れており、「もろい」が最も自然。③「はかない」は詩的・文学的で「短命・つかの間」のニュアンスが強く、ここでは「今にも崩壊しそうな危うさ」を表すには②が最適。④「繊細な」は人や物の質感に使いやすく文脈に合わない。
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