furniture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
furnitureの語源はフランス語・ラテン語の「供給する・整える」を意味するfournirにさかのぼります。つまり、空間に機能を「供給」するために置かれる物品というイメージです。椅子・机・ベッド・棚など、建物に固定されておらず移動可能でありながら、その空間を人が使えるように整える備品全般を指します。重要な特徴は、furnitureは不可算名詞であること。日本語では「家具」と訳すと「1つ2つ」と数えたくなりますが、英語では「家具というカテゴリーの物質的まとまり」として捉えるため、a furnitureとは言いません。また家庭用だけでなく、オフィスや施設の什器・備品にも使われます。
2意味一覧
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名【不可算】
家具、調度品
住居の空間を生活できる状態に「整える」ための移動可能な物品全体を指す。テーブル・椅子・ベッド・棚などが典型。 -
名【不可算】
(オフィス・施設などの)備品、什器
空間に機能を「供給する」コアイメージは家庭に限らず、職場や公共施設の机・棚・ロッカーなども同様に包括する。 -
名【不可算・比喩的】
(思考・文化などの)基盤をなすもの、蓄積されたもの
「精神的な空間を整える素材」という比喩的拡張。「the furniture of the mind(心の中の家具=知識・記憶の蓄積)」のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
furnitureは不可算名詞なので、a furnitureやfurnitures(複数形)とは言わない。「椅子1脚」と言いたければ a piece of furniture、複数は two pieces of furniture のように piece(s) of を使う。
「家具=furniture」と丸暗記すると比喩的用法や「備品」の意味を見落としがち。コアイメージである「空間を整える物品・素材」を意識すると、どの文脈でも対応できる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| furnishings | furnitureよりも広い概念で、カーテン・照明・敷物など家具以外のインテリア用品も含む。部屋全体の「設え」のイメージ。 |
| fixture | furnitureと対照的に、建物に固定・埋め込まれた設備(照明器具・配管など)を指す。移動できない点が決定的な違い。 |
| equipment | 目的遂行のための「道具・機器」全般を指し、家具に限らない。furnitureは空間を整える物品に特化するのに対し、equipmentは機能・作業道具のニュアンスが強い。 |
対義語: fixture(固定設備)、structure(建造物の構造部分)
6派生語・関連語
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furnish
動詞
(家・部屋に)家具を備えつける;(物・情報などを)供給・提供する
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furnished
形容詞
家具付きの(a furnished apartment=家具付きアパート) -
furnishings
名詞(複数形で用いる)
家具類・インテリア用品一式
7コロケーション
- a piece of furniture(家具1点)
- office / antique / second-hand furniture(オフィス用・アンティーク・中古の家具)
- buy / move / arrange furniture(家具を買う・運ぶ・配置する)
8確認テスト
“Books and memories are the essential furniture of a writer’s mind.”
① 家具
② 道具
③ 糧(かて)・蓄積されたもの
④ 設備
③
解説:この文は比喩表現で、「本と記憶は作家の精神を形づくる本質的な糧だ」という意味。furnitureのコアイメージは「空間を整え機能させる物品」であり、ここでは精神という「内的空間」を豊かに整えるものとして比喩的に使われている。①の「家具」は字義通りすぎて文脈にそぐわず、②「道具」や④「設備」はfurnitureのニュアンス(空間を整える・蓄積される)を反映しない。
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