anymore
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
anymoreのコアイメージは「かつてはそうだったが、今はもうそうではない」という時間的な断絶・変化です。any(いかなる時点においても)+more(それ以上)が組み合わさり、「これ以上どんな状況においても〜ではない」という強い否定を表します。否定文で使うと「もはや〜ない」、疑問文では「今でもまだ〜?」というニュアンスになります。また、アメリカ英語の口語では肯定文で「最近は、今では」という意味で使われることもあり、「過去と今が違う」という変化のニュアンスは一貫しています。「もう」「今はもう」という感覚を軸に理解すると、文脈に合わせた自然な訳が導きやすくなります。
2意味一覧
-
副詞
もはや〜ない、今はもう〜ない(否定文・疑問文で)
「これ以上どんな時点でも〜ない」というコアイメージが、否定文で「以前はそうだったが今はもう違う」という断絶を表す。 -
副詞
最近は、今では(肯定文で/主にアメリカ口語)
「過去と今が違う」というコアイメージが、肯定文では「昔とは違って今では〜だ」という変化の強調として表れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
anymoreは文末または動詞の直後に置くのが基本。’I anymore don’t go there’のように文中に割り込ませるのは誤り。また、肯定文での使用(最近は〜)はイギリス英語では不自然とされるため、文脈と話者の地域背景に注意が必要。
no longerと混同しがち。no longerはよりフォーマルで書き言葉向き、anymoreは口語的。また語順が異なり、no longerは動詞の前に置く(I no longer smoke. / I don’t smoke anymore.)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| no longer | フォーマルな書き言葉向き。語順が異なり動詞の前に置く。anymoreより改まった断絶のニュアンスを持つ。 |
| any longer | anymoreとほぼ同義だが、やや書き言葉寄り。「これ以上(時間的に)」という継続の否定を強調するニュアンスがわずかに強い。 |
| still(否定形: not … still) | 「まだ〜ない」という継続の否定。anymoreが「かつてはそうだったが今は違う」という変化に焦点を当てるのに対し、stillは状態の継続に焦点を当てる。 |
対義語: still、yet、anymore(肯定文用法)
6派生語・関連語
7コロケーション
- not … anymore(もはや〜ない)
- don’t / doesn’t … anymore(今はもう〜しない)
- can’t … anymore(もう〜できない)
8確認テスト
“After moving to the city, she doesn’t cook at home anymore.”
① 都市に引っ越した後も、彼女は家で料理し続けている。
② 都市に引っ越してからというもの、彼女はもう家で料理をしなくなった。
③ 都市に引っ越す前から、彼女は家で料理をしていなかった。
④ 都市に引っ越したので、彼女はたまにしか家で料理しない。
② 「after moving(引っ越した後)」+「doesn’t … anymore」が組み合わさり、『以前は料理していたが、引っ越しを境に今はもうしない』という変化・断絶のコアイメージが正確に表れているのが②。①は継続を、③は以前からないことを、④はanymoreのニュアンス(完全にしなくなった)を「たまに」と誤訳している。
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