deliberately
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
deliberatelyの語幹 deliberate は「天秤(libra)で量る」というラテン語に由来する。つまり、行動の前に頭の中でじっくりと利害や結果を「量りにかける」イメージが根本にある。だから「故意に・わざと」という意味(=結果を承知の上で意図的に行う)と、「慎重に・ゆっくりと」という意味(=急がずに熟慮して動く)の両方が生まれる。重要なのは「衝動的・偶発的な行動の逆」という点で、どちらの訳語にも「頭を完全に働かせてから行動している」という共通のコアが流れている。文脈によってその「意識性」が「悪意の故意」に見えることも、「丁寧な慎重さ」に見えることもある。
2意味一覧
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副詞
わざと、故意に(意図的に)
結果を十分に「量りにかけた」上で行動しているから、意図の有無が明確になる。偶然・うっかりとは正反対のニュアンス。 -
副詞
慎重に、じっくりと
「量りにかける」には時間をかけるプロセスが伴う。急がずに一歩一歩確認しながら動く様子を表す。 -
副詞
ゆっくりと、落ち着いて(テンポが遅いことを強調)
「慎重に」の延長で、動作・発言のペースそのものが遅い場合に使われる。「彼はゆっくりと、はっきりした声で話した」のような場面で現れる、見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「わざと」と訳すと悪意を含むように聞こえるが、deliberately 自体に悪意は含まれない。意図的に良いことをする文脈(例: deliberately chose to help)でも使われる点に注意。
on purpose と混同しやすいが、on purpose は「目的・動機」に焦点を当てた口語的表現。deliberately はより書き言葉的・フォーマルで、「熟慮のプロセス」にも焦点が当たる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| intentionally | 「意図を持って」という行為者の内部状態に焦点。deliberatelyほど「熟慮プロセス」のニュアンスは強くなく、慎重さの意味はない。 |
| on purpose | 口語的で「目的があってやった」という含意が強い。deliberatelyより軽いトーンで使われることが多い。 |
| carefully | 「慎重に」の意味では近いが、carefully は「注意深さ」に焦点が当たり、deliberately のもつ「十分に考えた上で」という熟慮感は薄い。 |
| purposely | 「故意に」の意味で近いが、意図・目的の有無を示すだけで、deliberatelyのような「じっくり考えた」という含意はない。 |
対義語: accidentally、inadvertently、impulsively
6派生語・関連語
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deliberate
形容詞
故意の、意図的な;慎重な
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deliberate
動詞
熟慮する、審議する
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deliberation
名詞
熟慮、審議;慎重さ -
deliberate
形容詞(補足)
ゆっくりした、落ち着いた(動作について)
7コロケーション
- deliberately ignore ~(~をわざと無視する)
- deliberately choose ~(~を意図的に選ぶ)
- speak deliberately(慎重に・ゆっくりと話す)
8確認テスト
“The judge spoke deliberately, pausing after each sentence to let the words sink in.”
① わざと話した
② 故意に発言した
③ ゆっくりと落ち着いて話した
④ 無意識に話した
③。この文では judge(裁判官)が各文の後に間を置きながら話している場面。「故意に」では文脈に合わず、「頭を十分に働かせ、急がず一言一言を意識しながら話す」というコアイメージが「ゆっくりと落ち着いて」という訳に自然につながる。④は deliberately の対義語に近く完全に誤り。
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