elementary
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
elementaryの語源はラテン語の「elementum(元素・根本要素)」に由来する。「element(要素・成分)」+「-ary(〜に関する)」という構造で、「物事の最も基礎的な構成要素に関わる」というコアイメージを持つ。そのため「初歩的な・基本的な」という意味になるが、単に「簡単」というニュアンスではなく、「それ以上は分解できない根本の部分」というイメージが重要。ホームズの台詞「Elementary, my dear Watson(基本中の基本だよ)」が有名だが、これも「自明の理・根本的なこと」という意味。理科の「elementary particles(素粒子)」なども同じ語源から来ている。
2意味一覧
-
形容詞
初歩的な、基本的な
「物事の最も根本にある要素」というコアイメージから、「習得すべき最初の段階・土台部分に関わる」という意味になる。 -
形容詞
初等の(教育・学校などに使う)
教育文脈では「学びの最初の根本的な段階」を指し、elementary school(小学校)のように「学習の土台をつくる段階」を表す。 -
形容詞
自明の、ごく単純な
「これ以上分解できない最小単位」というイメージから転じて、「もはや説明不要なほど明らかな」という意味でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「elementary=簡単・易しい」と直訳しがちだが、コアは「最も根本的な要素に関わること」。simple(複雑でない)やeasy(努力がいらない)とは異なり、「土台・基礎段階」というニュアンスが強い。elementary mistakeは「簡単なミス」ではなく「基礎的なミス(プロとしてあるまじき根本的な失敗)」という含意がある。
アメリカ英語ではelementary school(小学校)が標準的だが、イギリス英語ではprimary schoolが一般的。受験英文ではどちらも登場するので、文脈で判断できるようにしておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| basic | 「基礎・ベース」というイメージで実用的な土台を強調。elementaryより広く使われ、basic Englishのように「必要最低限の実用的な知識」に使いやすい。 |
| fundamental | 「根幹・本質的な重要性」を強調するやや硬い語。elementaryが「入門段階」のニュアンスを持つのに対し、fundamentalは「どの段階においても根本的に重要」という意味合いが強い。 |
| rudimentary | 「まだ発達していない、ごく初歩的な」という意味で、不完全さやミニマルさのニュアンスがある。elementaryより「粗削りで未発達」という含意が強い。 |
| primary | 「第一の・最初の」という意味で、教育文脈ではprimary school(主にイギリス英語で小学校)として使われる。elementaryと教育文脈では近いが、primaryは「順序や重要度において第一位」という意味でも広く使える。 |
対義語: advanced、complex、sophisticated
6派生語・関連語
-
element
名詞
要素、成分、元素
-
elementarily
副詞
初歩的に、基本的に
7コロケーション
- elementary school(小学校)
- elementary education(初等教育)
- elementary mistake(初歩的なミス)
8確認テスト
The professor was embarrassed when he made such an elementary error in his calculation during the lecture.
① 単純な ② 小学校レベルの ③ 基本的な(プロとしてあるまじき) ④ 自明の
③が正解。この文脈では「教授がこんな基礎的なミスをするとは」という、専門家として恥ずかしいほど根本的なミスというニュアンスが含まれる。①「単純な」は意味は近いが、批判的な含意が薄れる。②は教育文脈での意味なので不自然。④は「自明の理」という意味なのでエラーには使いにくい。elementaryのコアイメージ「これ以上分解できない根本的な部分」から、「そんな基礎的なことさえできないのか」という批判的ニュアンスが生まれる。
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