synthetic
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
synthesisはギリシャ語で「一緒に(syn-)置く(thesis)」が語源。バラバラの要素を人為的に組み合わせて一つのものを作り出すというイメージが根底にある。化学では自然界に存在しないものを人工的に合成すること、哲学や思想では複数の概念を統合して新しい考えを生み出すことを指す。つまり「自然にそうなったのではなく、意図的に複数の要素を統合・合成して生み出された」というニュアンスがコアである。そのためポジティブな文脈(統合的思考)にもネガティブな文脈(本物でない人工物)にも使われる。
2意味一覧
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形容詞
合成の、人工的な
自然のプロセスではなく、人間が意図的に複数の要素を組み合わせて作り出したものに使う。化学繊維や人工甘味料など「本物のコピー」的なニュアンスを帯びることも多い。 -
形容詞
統合的な、総合的な
複数の要素を一つにまとめあげるというコアイメージから、哲学・学術的文脈では「複数の知識や概念を統合した」という意味になる。analytical(分析的)の対義語として使われる。 -
形容詞
(感情・態度などが)作り物の、偽の
「自然に生まれたものでなく人為的に組み立てられたもの」というコアから、感情や態度が本物でなく演出されたものというニュアンスにも発展する。a synthetic smile(作り笑い)などで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「合成の」という訳だけ覚えてしまうと、学術・哲学的文脈での「統合的な」や、感情への応用である「作り物の・偽の」という用法を見落としやすい。文脈に応じてコアイメージから柔軟に訳を導くこと。
artificial(人工的な)と混同されやすいが、artificialが「自然でないもの全般」を指すのに対し、syntheticは「複数の要素を組み合わせて人工的に作った」というプロセスに重点が置かれる点が異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| artificial | 「自然でない・本物でない」という結果に焦点。合成プロセスは含意しない。artificial flowerのように幅広く使える。 |
| manufactured | 工場での大量生産・製造というプロセスに焦点。化学的合成というより機械的製造のニュアンスが強い。 |
| composite | 複数の材料・要素が組み合わさっているという構造に焦点。syntheticほど「人工的に作り出した」という含意はなく中立的。 |
| integrated | 「統合的な」の意味ではほぼ同義だが、integratedは部分が一つのシステムにまとまった状態を指し、syntheticより中立・技術的なニュアンスが強い。 |
対義語: natural、genuine、analytic、organic
6派生語・関連語
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synthesize
動詞
合成する、統合する
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synthesis
名詞
合成、統合、総合
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synthetically
副詞
合成的に、人工的に -
synthesizer
名詞
シンセサイザー(音を合成する電子楽器)
7コロケーション
- synthetic fiber / synthetic material(合成繊維・合成素材)
- synthetic drug(合成薬物・人工薬)
- synthetic judgment(総合判断)※カントの哲学用語として頻出
8確認テスト
The professor praised her essay for its synthetic thinking, which drew together ideas from biology, sociology, and philosophy.
①人工的な
②作り物の
③統合的な
④合成の
③統合的な。この文では生物学・社会学・哲学という複数の分野のアイデアを一つにまとめあげた思考が称賛されている。syntheticのコアイメージ「バラバラな要素を組み合わせて一つにする」が学術的文脈で発揮された例であり、「人工的な」や「作り物の」では文意が通じない。「統合的・総合的な思考」がもっとも自然な訳となる。
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