friction の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

friction

/fríkʃən/
【名】摩擦、軋轢

重要度
11/23
ⓘ 重要度とは
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。

1コアイメージ

friction の核心
「こすれ合うことで生まれる抵抗」

frictionの根底にあるイメージは「二つのものが接触しながらこすれ合い、そこに抵抗や熱が生まれる」という物理的な現象。物体同士が滑らかに動かず抵抗が生じる「摩擦(力)」がそのまま転じて、人・国・組織同士がぶつかり合い、スムーズに事が進まなくなる「軋轢・摩擦」を表す。どちらの意味でも「接触・対立による障害やエネルギーの損失」という共通のニュアンスがある。さらに「こすれ合い」そのものの動作・状態を指す「摩擦(行為)」としても使われる。

2意味一覧

  • 名
    摩擦(力)/こすれ合い
    二つの物体が接触しながら動くときに生まれる物理的な抵抗がそのままfrictionの物理的な意味。「こすれ合う」という動作そのものを指すこともある。
  • 名
    軋轢・摩擦(人・集団間の対立・不和)
    物体がうまく滑らず抵抗が生まれるイメージが人間関係に転用され、意見・利害がぶつかり合いスムーズに進まない状況を表す。
  • 名
    (考えや意見の)衝突・不一致
    抵抗・障害のイメージがさらに抽象化し、議論や交渉の場での意見の食い違い・対立を指す用法。日常会話でも頻繁に使われるが日本語の単語帳では見落とされがち。

3例文

Friction between the two wheels generates heat.
二つの車輪間の摩擦が熱を生み出す。
物理的な「こすれ合い=摩擦」のコアイメージが直接表れている
One of the causes for the war was the trade friction between those countries.
戦争の原因の一つはその国々の間の貿易摩擦だった。
国家間の利害がこすれ合い生じる「軋轢」に転用された例
There has been some friction between the new manager and the rest of the team.
新しいマネージャーとチームの他のメンバーとの間に不和が生じている。
人間関係のレベルでの「こすれ合い=不和・摩擦」

4よくある間違い・注意点

ここに注意

「摩擦」という日本語訳に引きずられ、物理の文脈しか思い浮かばない学習者が多いが、人間・組織・国家間の「軋轢・不和」として使われる頻度はむしろ高い。文脈を見てどちらのイメージかを素早く判断できるようにしよう。

conflictと混同されやすいが、conflictは「真正面からの衝突・対立」のニュアンスが強く、frictionは「こすれ合って生じる持続的な摩擦・不和」というより緩やかな対立状態を指すことが多い。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
conflict 真正面からの激しい対立・衝突を指し、frictionよりも深刻で決定的な対立のニュアンスが強い。
tension 緊張状態・張り詰めた空気を指し、まだ表面化していない潜在的な対立感。frictionはすでにこすれ合いが生じている状態。
discord 意見・感情の不一致・不協和を指し、やや書き言葉的・フォーマル。frictionより感情的な対立のニュアンスがある。
abrasion 物理的にこすれることによる「擦り傷・摩耗」を指し、人間関係の比喩には使わない。frictionの物理的側面に近い。

対義語: harmony、accord、smoothness

6派生語・関連語

  • frictional
    形
    摩擦の・摩擦によって生じる(frictional force=摩擦力)

  • frictionless
    形
    摩擦のない・障害のない・スムーズな(frictionless trade=障壁のない貿易)

7コロケーション

  • cause friction(軋轢を引き起こす)
  • trade friction(貿易摩擦)
  • friction between A and B(AとBの間の摩擦・不和)

8確認テスト

次の英文の下線部 friction の最も自然な日本語訳はどれか。

“The company’s rapid expansion created considerable friction among its longtime employees.”

① 摩擦力
② 発熱
③ 不満と軋轢
④ 競争意識

▶ クリックして解答を表示
③「不満と軋轢」が正解。会社の急拡大が社員間に生み出したのは物理的な摩擦ではなく、変化についていけない・蚊帳の外に置かれるといった「こすれ合い=軋轢・不満」。frictionのコアイメージ「スムーズに進まない障害・抵抗」が人間関係に転用された典型例。④の競争意識はrivalryなど別の語が適切。


VENN4000 書影

23冊の英単語帳を1冊に。

「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *