grate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
grateのコアイメージは「硬いものが表面に強く擦れて、削り取るような摩擦を起こす」こと。チーズやりんごをおろし金で削る「すりおろす」行為はまさにこれ。そこから転じて、金属や物が擦れ合う「きしむ・ギシギシ音を立てる」という意味も生まれる。さらに比喩的に「神経や感情を摩擦するように不快にさせる」という意味にも発展し、「人をイライラさせる・神経に障る」という心理的ニュアンスでも多用される。「表面を擦り削ることで生じるダメージや不快感」という共通軸を持つのがこの単語の本質だ。
2意味一覧
-
動詞
すりおろす、細かく削る
おろし金の突起が食材の表面を繰り返し強く擦り、削り取るイメージそのもの。コアイメージが最もストレートに現れた意味。 -
動詞
きしむ、ギシギシ音を立てる
硬い物体同士が表面で激しく擦れ合うとき、削るような摩擦音が生じる。「擦り削る摩擦」のコアイメージが音として現れたもの。 -
動詞
(人の)神経に障る、イライラさせる
摩擦が物理的な表面を傷つけるように、言動や音が精神的な「表面=感情」をじわじわと削り不快にさせるという比喩的拡張。 -
名詞
(暖炉の)火格子、格子
もともと「金属の棒が格子状に擦れ合って組まれたもの」という構造イメージから。この意味では「great(偉大な)」との混同に注意。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞の「火格子」という意味では great(偉大な)と発音が同じため、文脈をよく確認すること。また「神経に障る」という比喩的用法は日本人には意外に感じられやすいが、英語ではgrate on one’s nervesという形で非常に頻繁に使われるため必ず押さえておこう。
grateをgrindと混同しやすいが、grindは「一方向にゴリゴリと力強く挽く・砕く」イメージ(コーヒー豆を挽くなど)であるのに対し、grateは「表面を繰り返し細かく擦り削る」摩擦のイメージが中心。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| rasp | grateと同様に「擦る・きしむ」だが、raspはより粗く荒々しい摩擦音・感触に焦点がある。声のしゃがれ具合にも使われる。 |
| grind | grindは「ゴリゴリと強い力で砕き挽く」イメージ。grateが表面を細かく削るのに対し、grindは丸ごと粉砕するニュアンスが強い。 |
| scrape | scrapeは「表面をこそぎ取る・削り落とす」で方向性が一方的。grateが繰り返しの往復摩擦なのに対し、scrapeは一方向に引く動作が基本。 |
| irritate | 「イライラさせる」の比喩的意味での類義語。irritateは直接的に感情を刺激するニュアンスだが、grateはじわじわと摩擦のように不快にさせる継続的なイメージを持つ。 |
対義語: smooth、soothe
6派生語・関連語
-
grater
名詞
おろし金、グレーター -
grating
形容詞・名詞
(形)不快な、耳障りな;(名)格子、きしり音 -
grated
形容詞
すりおろした(grated cheese:粉チーズ)
7コロケーション
- grate on one’s nerves(神経に障る)
- grate cheese / grate carrots(チーズ/にんじんをすりおろす)
- grating sound(きしむ音、耳障りな音)
8確認テスト
“Her shrill voice grates on everyone in the office.”
① 彼女の甲高い声はオフィスの全員を魅了している
② 彼女の甲高い声はオフィスの全員の神経に障っている
③ 彼女の甲高い声はオフィスの全員をすりおろしている
④ 彼女の甲高い声はオフィスの全員をきしませている
②。grate on ~は「~の神経を摩擦するように削る=神経に障る・イライラさせる」という比喩的用法。grate on one’s nervesの形は特に頻出。物理的な「すりおろす」「きしむ」意味から人の感情をじわじわ削るイメージへ転じたコアイメージの応用。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。