irrigation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
irrigationのコアイメージは「乾いた土地に人工的に水を引き込み、潤す」こと。ラテン語のirrigare(ir-「中へ」+rigare「水をかける」)が語源。農業の文脈では「灌漑」と訳されるが、本質は「自然には届かない場所へ意図的に水を流す」行為。この「人工的に流体を送り込む」イメージは医療分野にも応用され、傷口や体腔を洗浄液で洗い流す「洗浄・洗滌」の意味にも広がる。つまり、農業の灌漑も医療の洗浄も、「本来そこに流れていない液体を、目的のために意図的に流し込む」という同じコアイメージで結ばれている。
2意味一覧
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名詞
灌漑(農地に人工的に水を引くこと)
乾燥地帯など自然降水だけでは水が届かない農地に、人工的に水路・設備を使って水を引き込む行為。コアイメージの最も典型的な表れ。 -
名詞
(医療)洗浄・洗滌(傷口や体腔を液体で洗い流すこと)
「液体を意図的に流し込む」コアイメージが医療に転用され、傷口・鼻腔・目などを洗浄液で洗い流す処置を指す。大学受験では出にくいが重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「灌漑」という日本語訳だけを丸暗記すると、医療文脈でirrigation(洗浄)として使われたときに意味が取れなくなる。コアイメージ「液体を意図的に流し込む」を意識しておくと応用が利く。
irrigation(灌漑・洗浄という行為・システム全体)と irrigation canal(用水路)・irrigation system(灌漑設備)のように、名詞として「設備そのもの」を指す場合は必ず後ろに具体的な語を伴うことが多い点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| watering | 家庭の庭や植木鉢など小規模な「水やり」を指すカジュアルな語。irrigationのような大規模な人工インフラや医療的ニュアンスはない。 |
| hydration | 「水分補給・水和」を指し、主に生物・化学の文脈で使われる。人工的に水路を引くirrigationとは異なり、物質や生体が水分を吸収・保持することに焦点がある。 |
| lavage | 医療専門用語で「洗浄」を意味し、特に胃洗浄(gastric lavage)などに使われる。irrigationより医療現場に限定されたフォーマルな語。 |
対義語: drainage(排水)、desiccation(乾燥・水分除去)
6派生語・関連語
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irrigate
動詞
灌漑する;(医療)洗浄する -
irrigated
形容詞
灌漑された(irrigated land:灌漑農地) -
irrigator
名詞
灌漑設備;(医療)洗浄器具
7コロケーション
- irrigation system(灌漑システム)
- irrigation canal / channel(用水路・灌漑水路)
- drip irrigation(点滴灌漑・滴下式灌漑)
8確認テスト
「Drip irrigation has allowed farmers in arid regions to grow crops with far less water than traditional methods.」
① 降水 ② 灌漑 ③ 施肥 ④ 耕作
② 灌漑。drip irrigation(点滴灌漑)は、乾燥地帯でも少ない水で農作物を育てられる人工的な水供給システムを指す。「人工的に水を引き込む」というirrigation のコアイメージが農業文脈で表れた典型例。①降水(precipitation)、③施肥(fertilization)、④耕作(cultivation)はいずれも文脈と合わない。
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