commercial
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
commercialの語根はラテン語のcommercium(取引・交易)で、com-(共に)+merx(商品)から成る。つまり「商品をやり取りしてお金を動かす活動」がコアイメージ。形容詞として使うと「商業目的の・利益を追求する」という意味になり、名詞として使うと「テレビ・ラジオのCM(商品を売るための広告)」を指す。「芸術的・学術的・公共的」といった非営利の対義語と対比して使われることが多く、「純粋な動機より利益優先」というやや否定的なニュアンスを帯びることもある。文脈次第で「商取引の」「商業向けの」「採算のとれる」など日本語訳は変わるが、底流には必ず「利益・お金・売買」のイメージがある。
2意味一覧
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形容詞
商業の、商取引の
売買・取引というコアイメージをそのまま形容詞化したもの。「商業的な活動に関わる」という中立的なニュアンス。 -
形容詞
営利目的の、利益を重視した
「お金を稼ぐことを第一の目的とした」という文脈で使われ、芸術・学術・理想との対比でやや批判的なニュアンスになることが多い。 -
形容詞
採算のとれる、商業的に成り立つ
「commercially viable(商業的に実現可能な)」のように、ビジネスとして利益が出るかどうかを問う文脈で使われる。 -
名詞
(テレビ・ラジオの)コマーシャル、広告
商品を売るためにお金をかけて流す広告放送。「商業的なもの」というコアイメージが名詞化したもので、日本語でも「CM」「コマーシャル」として定着している。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞の意味(コマーシャル・CM)を知らない学習者が多い。形容詞の意味しか覚えていないと、文中でcommercialが名詞として使われているのに気づけず、読み間違える。
「commercial」はビジネス全般を指す一方、「business」は事業・仕事という意味。また「commercial」には「営利目的で芸術性や純粋さを失った」という批判的ニュアンスがあるが、「business」にはそのニュアンスはない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mercantile | commercialより格式が高く文語的。主に歴史・法律文書で「商業の」「商人の」を指す。日常会話ではほぼ使わない。 |
| business | 事業・仕事全般を指し中立的。commercialのような「利益優先で純粋さが失われた」という批判的ニュアンスはない。 |
| profitable | 「採算がとれる・儲かる」という意味に特化しており、commercial(商業的)より具体的に利益を指す。 |
対義語: non-commercial、artistic、non-profit
6派生語・関連語
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commerce
名詞
商業、貿易
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commercially
副詞
商業的に、営利目的で -
commercialize
動詞
商業化する、営利目的にする -
commercialization
名詞
商業化
7コロケーション
- commercial transaction(商取引)
- commercial bank(市中銀行・商業銀行)
- commercial success(商業的な成功)
8確認テスト
“The scientist’s research was groundbreaking, but it had little commercial value.”
① 学術的な
② 営利上の
③ 倫理的な
④ 実験的な
②「営利上の」が正解。「commercial value」は「商業的・経済的な価値」、つまり「お金になるかどうか」を問う表現。この文は「研究は画期的だったが、お金になる(利益を生む)価値はほとんどなかった」という意味。コアイメージ「お金を生むことを目的とした」がそのまま当てはまる。①③④はcommercialのコアイメージと無関係。
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