lapse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
lapseの根底にあるイメージは「本来あるべき状態から、気づかぬうちにするりと滑り落ちてしまう」こと。ラテン語のlabi(滑る・落ちる)が語源で、このイメージから様々な意味が派生する。時間が「するりと過ぎ去る」ならば「経過・間」、注意や判断が「するりと抜け落ちる」ならば「間違い・失態」、権利や契約が「気づかないうちに消えていく」ならば「失効・喪失」となる。共通するのは「意図せずじわじわと起きてしまう変化」であり、突然の大きな失敗というより、ほんの少し気を緩めた瞬間に生じるスリップのような感覚がこの単語の本質。
2意味一覧
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名詞
(時間の)経過、ちょっとした間
時間がするりと流れ過ぎていくイメージ。気づけば時が経っていた、という感覚に対応する。 -
名詞
(一時的な)ミス・失態・うっかりミス
注意・集中・判断力がするりと滑り落ちた瞬間のこと。大きな過失ではなく、ほんの一瞬気が緩んだ結果の小さなつまずき。 -
名詞
(権利・契約などの)失効・消滅
権利や契約が更新されずにするりと無効になってしまう状態。意図しないまま失ってしまうという滑落感が表れている。 -
動詞
(時間が)経過する;(悪い習慣・状態に)逆戻りする;(権利などが)失効する
動詞でも「するりと移行・滑落する」イメージは同じ。改善された状態から以前の悪い状態へとずるずる戻ってしまう場面でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「間違い・失態」の意味では、lapseはあくまでも一時的・軽微なうっかりミスを指す。意図的な大きな失敗(mistake / error / blunder)とは異なり、「ふと気が緩んだ瞬間のしくじり」というニュアンスが必須。a lapse of memory(記憶の一時的な空白)のように使う。
「経過」の意味では必ずa lapse of +時間の表現とセットになることが多く、単に「期間」を指すperiodやspanとは異なり、「するりと過ぎ去った」という経過感が含まれる点を意識すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| slip | slipも「うっかりミス」の意だが、言い間違いなど比較的軽微な言動のつまずきに使うことが多い。lapseはより内面的(判断・記憶・集中)なすべりに使われる傾向がある。 |
| blunder | blunderは不注意からくる大きな失敗・へま。lapseの小さくじわっとした滑落とは対照的に、結果として明らかに目立つ誤りを指す。 |
| relapse | re-(再び)+lapseで「(病気・悪癖などへの)再発・逆戻り」。lapseの「滑り落ちる」イメージをより強調し、改善後に再び元の悪い状態へ戻ることに特化した語。 |
対義語: concentration(集中)、renewal(更新・継続)、vigilance(注意深さ)
6派生語・関連語
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relapse
名詞・動詞
(病気・悪習慣などへの)再発・逆戻り(する) -
elapsed
形容詞(動詞elapse)
経過した(時間について使う)※elapse(時間が経過する)はlapseと同語源
7コロケーション
- a lapse of memory(記憶の一時的な空白・ど忘れ)
- a lapse in judgment(判断の一時的な誤り)
- lapse into silence / lapse into bad habits(沈黙に陥る/悪習慣に逆戻りする)
8確認テスト
“Even a brief lapse in concentration can lead to a serious accident.”
① 長い集中の期間
② 集中力のわずかな途切れ
③ 集中を失った結果の大失敗
④ 集中することへの努力
② 集中力のわずかな途切れ。lapseのコアイメージ「するりと滑り落ちる瞬間」が表れており、集中力がほんの一瞬抜け落ちること(lapse in concentration)を指している。大きな失敗(③)でも長い期間(①)でもなく、ほんの短い「気の緩み・途切れ」という軽微さと一時性がlapseの本質。
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