neutral
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
neutralの語源はラテン語の「neuter(どちらでもない)」。「ne-(否定)+uter(どちらか一方)」が組み合わさった語で、「どちらか一方に引き寄せられていない状態」がコアイメージです。政治的・感情的な「中立」、化学的に酸でも塩基でもない「中性」、色彩的に派手でも地味でもない「無彩色」、機械のギアが入っていない「ニュートラル」など、どの文脈でも共通するのは『どちらの極にも偏っていない、ゼロ地点にある』というイメージ。単なる「無関心」とは異なり、意識的・積極的に偏りのない立場を保っているニュアンスを帯びることもあります。
2意味一覧
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形容詞
中立の、えこひいきのない
政治・議論・感情において「どちらにも傾いていない」状態。意識的にゼロ地点に留まるイメージ。 -
形容詞
中性の(化学・科学)
酸性でも塩基性でもなくpH7のゼロ地点にある状態。化学的に「どちらの性質も持たない」ことを表す。 -
形容詞
無彩色の、中間色の(色彩)
白・グレー・ベージュなど、鮮やかな色の一方に偏らない「どちらでもない色」を表す用法。 -
形容詞・名詞
(ギアが)ニュートラルの;ニュートラル(状態)
エンジンの力がどちらの方向にも伝わっていないゼロ地点。「in neutral(ニュートラルに入れた状態で)」の形で使われる。 -
名詞
中立国、中立者
「中立の立場にある人・国」をそのまま名詞化したもの。「どちら側にも属さない存在」のコアイメージそのまま。
3例文
4よくある間違い・注意点
「中立」という訳語に引きずられ、化学・色彩・機械などのジャンルで出てきたときに意味を取り違えやすい。neutralはあくまで『どちらにも偏らないゼロ地点』という一つのコアイメージであり、文脈によって「中性」「無彩色」「ニュートラル」と訳し分ける必要がある。
neutralは単に「無関心・無頓着」ではない点に注意。indifferent(無関心)とは異なり、neutralには『一定の状況を認識した上で、意識的に偏りを持たない』というニュアンスが含まれることがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| impartial | 「偏りがない・公平な」意味で近いが、特に判断や評価の公正さを強調する。neutralが『立場を取らない』ならimpartialは『判断が公平』というニュアンス。 |
| unbiased | 「偏見のない」という意味で、特に情報・意見・報道の客観性を述べるときに使う。neutralより知的・論理的な客観性のニュアンスが強い。 |
| objective | 「客観的な」で、感情や主観を排した判断を指す。neutralが『どちら側にも属さない』なら、objectiveは『事実・根拠に基づいている』という意味合いが強い。 |
対義語: biased(偏った)、partial(一方的な)、partisan(党派的な)、acidic / alkaline(酸性の/塩基性の)
6派生語・関連語
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neutrality
名詞
中立(性)、中立状態 -
neutralize
動詞
中和する、無力化する、中立にする -
neutralization
名詞
中和(反応)、無力化 -
neutrally
副詞
中立的に、公平に
7コロケーション
- remain neutral(中立を保つ)
- neutral ground/territory(中立地帯)
- politically neutral(政治的に中立な)
8確認テスト
“The journalist tried to use neutral language in her report to avoid influencing readers.”
① 専門的な
② 中立的な・偏りのない
③ 難解な
④ 感情的な
②「中立的な・偏りのない」が正解。記者が読者に影響を与えないよう意識的にどちら側にも傾かない表現を選んでいる文脈。neutralの『どちらにも偏らないゼロ地点』というコアイメージがそのまま「偏りのない言葉」として現れている。①③④はneutralのコアイメージとはかけ離れている。
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