overwhelming
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
overwhelmingはoverwhelm(圧倒する・飲み込む)の形容詞形。whelm は古英語で「波が覆いかぶさる」という意味を持ち、over(完全に)と組み合わさることで「波が完全に覆い尽くす」イメージが生まれた。つまり、対象が自分の処理能力や抵抗力をはるかに超えて押し寄せてくるため、もはや太刀打ちできない・抗えない状態を描写する。感情的な「圧倒」にも、数量・規模的な「圧倒的」にも使えるのは、どちらも「自分が飲み込まれてしまう」という共通のコアイメージから来ている。
2意味一覧
-
形容詞
圧倒的な(規模・数・力などが)
数量や規模が大きすぎて「飲み込まれる」感覚から、抗いようのない圧倒的な差・量を表す。「overwhelming majority(圧倒的多数)」のような用法が典型例。 -
形容詞
(感情的に)打ちのめされるような・どうしようもないほどの
感情が「波のように飲み込んでくる」イメージから、悲しみ・喜び・責任感などが手に負えないほど強烈に押し寄せる状態を表す。 -
形容詞
(量や複雑さが)手に余るほどの・身動きが取れないほどの
情報や仕事量が多すぎて「飲み込まれて」しまい、何も対処できない状態を指す。「overwhelming workload(手に余る仕事量)」のように使われ、日本語では「うんざりするほどの」とも訳せる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「overwhelming」を常に「圧倒的な」と機械的に訳しがちだが、感情の文脈では「押しつぶされそうな」「どうしようもないほどの」、情報量の文脈では「手に余る」など、コアイメージ(飲み込まれる感覚)を意識して文脈に合った日本語を選ぶことが大切。
overwhelmingはあくまで「こちら側が飲み込まれる」側から見た形容詞。dominant(支配的な)やpowerful(強力な)は「強さ」を客観的に述べるだけで、「飲み込まれる感覚」のニュアンスはない。混同しないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| overpowering | 物理的・感覚的な力で抵抗できない状態を強調。においや感情が「押さえつけてくる」ニュアンスが強く、overwhelmingより即物的・身体的。 |
| staggering | 「よろめくほど」驚異的な量・規模を示す。驚きや衝撃に焦点があり、「飲み込まれる」というより「信じられないほど大きい」というニュアンス。 |
| crushing | 「押しつぶす」イメージで、主に敗北・悲しみ・負担などが重くのしかかる文脈に限られる。overwhelmingより苦しさ・重さのニュアンスが強い。 |
対義語: negligible(取るに足らない)、manageable(対処可能な)、underwhelming(期待外れの・印象が薄い)
6派生語・関連語
-
overwhelm
動詞
(人・感情などを)圧倒する・打ちのめす
-
overwhelmingly
副詞
圧倒的に・どうしようもないほど -
overwhelmed
形容詞
(人が)打ちのめされた・対処しきれない状態になっている
7コロケーション
- overwhelming majority(圧倒的多数)
- overwhelming evidence(圧倒的な証拠)
- feel overwhelming(手に負えないと感じる・打ちのめされる)
8確認テスト
“After losing the championship in the final second, the athlete experienced an overwhelming sense of defeat.”
① 圧倒的な敗北の感覚
② どうしようもなく打ちのめされるような敗北感
③ 支配的な敗北の雰囲気
④ 驚くべき敗北の結果
②「どうしようもなく打ちのめされるような敗北感」が最も自然。感情が「波のように飲み込んでくる」コアイメージが活きており、①は意味は通じるが感情的なニュアンスが弱い。③のdominant的な訳は主語が感情である文脈に合わず、④はstaggeringに近いニュアンスでoverwhelingの「飲み込まれる感覚」を捉えていない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。